ここでは、IMAPSのシステムを構築するうえでの最小構成であるシングルサーバ構成をセットアップする方法を説明します。
業務を行うにあたり、サーバのスペックが十分な場合、複数のサーバへの業務分散が不要な場合やテスト環境として利用する場合などはシングルサーバ構成を使用します。
シングルサーバ構成は、IMAPSサーバにすべての機能をセットアップして運用する構成です。業務アプリケーションが動作するIMAPS業務サーバも同じサーバ上に構築できます。
参考
各コマンドの詳細については、"運用ガイド"の"コマンドリファレンス"を参照してください。注意
サーバのFQDNやIPアドレスは一度公開した後に変更した場合、利用者に配布済みのアプリケーションから接続できなくなるため、できるだけ変更せずに運用してください。
特にIMAPSプッシュを使用する場合、imsetupコマンドの-hostオプションには、FQDNの指定を推奨します。
IMAPSサーバのIPアドレスが変更となった場合でも、DNSなどの設定でFQDNに対応したIPアドレスを変更して、IMAPSプッシュを利用するアプリケーションを継続して利用できます。