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Interstage AR Processing Server V1.1.1 概説書
FUJITSU Software

用語集

AR(Augmented Reality)

ARとは、視覚や聴覚といった人間の五感で得られる現実の情報に、文字や画像、音声といった様々なデジタル情報を重ねて表示することで人間の感覚を拡張・強化する技術です。

AR開発環境

システム開発者に対して提供されたAR開発資材を利用し、アプリケーションの開発を行います。

AR開発資材

アプリケーションを開発するためにInterstage AR Processing Serverが提供する資材。

AR実行クライアント

スマートデバイス上にて動作し、ARマーカーの画像認識や位置情報の取得、AR重畳表示コンテンツの表示、サーバとの通信や、データのキャッシュ管理やログ管理などを行います。

AR実行サーバ

認識情報に紐付けて重ね合わせて提示するICT情報の一元管理や、REST APIの提供を行います。

AR重畳表示アプリケーション

AR技術を使用して、スマートデバイスのカメラプレビュー画面に、任意のコンテンツを重ね合わせて表示するために、開発するアプリケーション。

AR重畳表示コンテンツ(ARコンテンツ)

認識情報に対して、スマートデバイスをかざした際に表示される画像や文字などのこと。

AR重畳表示定義

重畳表示を行うために認識情報に予め関係づけられた情報のこと。どのシナリオ、シーンの場合、どのARマーカー(もしくは位置情報)に対して、どのAR重畳表示コンテンツをどれくらいの大きさ、角度で表示するかなどの定義情報。

ARデータ管理クライアント

ARマーカーのダウンロードやシナリオの作成、AR重畳表示コンテンツの管理などInterstage AR Processing Serverのデータ管理を行います。

ARマーカー

ARマーカーと呼ばれる特殊なパターンを持った画像。ARマーカーを利用してカメラで認識することで、ARマーカーとスマートデバイスの位置やID の特定、重ね合わせた表示を行います。ARマーカーは黒枠で囲まれたARマーカー本体と、その周囲を囲んでいる余白から構成されます。

Beacon

低消費電力の近距離無線技術「Bluetooth Low Energy」を活用し、AR重畳表示コンテンツとカメラ画像を重ね合わせた表示を行います。

ID記入可能領域

ARマーカーにおいて、システム利用者やデータ管理者がARマーカーを識別するために、IDなどの情報を自由に入力するため余白に設定される領域。

Webアプリケーション

AR重畳表示アプリケーションのうち、HTMLおよびJavaScriptなどのWeb開発言語を使用して開発するアプリケーションです。本アプリケーションは、サーバからスマートデバイスにダウンロードされスマートデバイスのネイティブアプリケーション上で動作します。

Web層

AR重畳表示アプリケーションにおいてWebアプリケーションを実行・表示します。

位置情報

GPSやWi-Fi、モバイルネットワークなどを利用して取得する、緯度・経度・高度、方位や傾きなどの情報のこと。

イメージテクスチャ

ARコンテンツに貼り付けられる画像のこと。

オーサリング

AR重畳表示定義を作成すること。

クライアントオーサリング

クライアントオーサリングツールを利用してスマートデバイス上の操作でオーサリングを行うこと。

サーバオーサリング

データ管理コンソールを利用してブラウザ上の操作でオーサリングを行うこと。

サーバ通信モード

スマートデバイスがオンライン状態の場合、サーバとオンラインで通信や同期を行い、スマートデバイス側にデータを保存します。

システム運用管理者

Interstage AR Processing Serverシステムのインストール、セットアップやサーバの起動・停止などの保守作業を行います。

システム開発者

Interstage AR Processing Server上で動作するアプリケーションの設計・開発・テストを行います。

システム利用者

Interstage AR Processing Server上で動作する業務アプリケーションを利用します。

システム連携アプリケーション

バックオフィスに構築された基幹業務システムなど既存システムと連携する事で、バックのデータをフロントのスマートデバイスでAR重畳表示する、もしくはフロントのスマートデバイスで入力されたデータをバックの既存システムに反映するために、開発するアプリケーション。

シナリオ

シナリオとは複数のシーンをグループ化したもの。プレゼンテーション用ツールを例にすると、複数スライドをまとめた1ファイルに相当する。

シーン

シーンとは同じコンテキストで表示するAR重畳表示定義群のこと。プレゼンテーション用ツールを例にすると、スライドの1ページに相当する。

スタンドアローンモード

スマートデバイスに保存されたデータを使用してAR重畳表示アプリケーションを使用することができます。

スマートオーサリング

直感的な操作でAR重畳表示定義を作成すること。富士通が提案しているスマートテクノロジーの一種。

タップアクション

ARコンテンツをタップすることで、リソースを外部アプリケーションに渡したり、スクリプトを実行したりすること。

重畳表示

スマートデバイスを用いて、画像や文字を現物に重ね合わせて表示すること。

データ管理コンソール

シナリオ・シーンの作成や、ARマーカーのダウンロードなどのデータ管理や、サーバオーサリングを行うためにInterstage AR Processing Serverが提供するコンソールのこと。ブラウザ上で動作します。

データ管理者

Interstage AR Processing Serverのシステムに必要なデータの管理を行います。

テキストテクスチャ

ARコンテンツに貼り付けられる文字情報のこと。

テクスチャ

ARコンテンツの構成要素の一つ。ポリゴンの表面に張り付けられる情報。画像や文字などを張り付けることができます。

認識情報

スマートデバイスでARマーカーや位置情報などを利用して検知できる情報のこと。 Interstage AR Processing Server V1.1.1では以下の情報を認識可能です。
  • ARマーカー
  • バーコード
  • 位置情報
  • Beacon

ネイティブAR表示層

AR重畳表示アプリケーションにおいてAR重畳表示定義で記述されるARコンテンツを表示します。

ネイティブアプリケーション

AR重畳表示アプリケーションのうち、スマートデバイスOS上でネイティブに動作するアプリケーションです。

ネイティブカメラ表示層

AR重畳表示アプリケーションにおいてカメラで取得した映像を表示します。

バーコード

バーコード・QRコードの画像をカメラで認識することで、AR重畳表示コンテンツとカメラ画像を重ね合わせた表示を行います。

ポリゴン

ARコンテンツの構成要素の一つ。ARコンテンツの形状を構成します。

リソース

AR実行サーバやその他のメディアクラウドなどに格納されている、タップアクションやARコンテンツに使用するファイル。リソースのうち、ARコンテンツに使用するリソースのことをイメージテクスチャと呼ぶ。

3Dモデル

3次元の物体をディスプレイ上に表現するためのデータ構造のこと。 Interstage AR Processing Serverではポリゴン情報(objファイル)とマテリアル情報(mtlファイル)から構成される。