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Interstage AR Processing Server V1.1.1 概説書
FUJITSU Software

1.3.1 AR重畳表示コンテンツの重畳表示

対象にスマートデバイスをかざすことにより、文字や画像、3DモデルなどのAR重畳表示コンテンツを現物に重ね合わせて表示します。

図 1.10 ARマーカーを利用した場合
図 1.11 位置情報を利用した場合
認識方法
ARマーカーの認識
スマートフォンやタブレットのカメラで撮影した画像から、特定の図形パターンをもったARマーカーを認識し、AR マーカーの持つID 情報やスマートデバイスとAR マーカーの相対的な位置を計測します。
バーコード の認識
カメラの画像からバーコードを認識し、バーコードの持つコード情報やスマートデバイスとバーコードの相対的な位置を計測します。
位置情報の認識
スマートフォンやタブレットの位置情報(緯度、経度、高度)、および、方位と傾きを認識します。
Beacon の認識
BeaconのUUIDを認識します。
AR重畳表示コンテンツの重畳表示
AR重畳表示定義と、認識対象の認識情報から計測した位置関係を基に、カメラ画像の適切な場所にAR重畳表示コンテンツを重ね合わせて表示します。一つのAR マーカーに複数のAR重畳表示定義を関係づけたり、カメラに映った複数の認識情報に対して、同時に重畳表示したりすることができます。 重畳表示に利用する認識方法は組み合わせて、利用シーンに合わせて利用できます。
AR重畳表示コンテンツの2D/3D 表示
重畳表示を行う場合、認識情報に関係なく常に同一角度、サイズで表示する2D 表示と、特定の場所に張り付いて見えるように表示する3D 表示から選択することができます。この機能により、手順などの文字情報はどこから見ても歪まずに読むことができ、矢印などのナビゲーションはどこから見ても正確に指示することができます。

注意

  • 3Dモデルは3D表示でのみ表示できます。
  • 認識モードが[Beacon]の場合は、2D表示でのみ表示できます。
富士通独自のARマーカー
本製品では富士通独自のAR マーカーを採用することにより、保守や点検など、暗いところや汚れに強く、遠い場所からも認識可能です。また、業務に耐えうる認識精度を実現します。AR マーカーのサイズはAR マーカーを貼る場所に合わせて調整可能です。