ストレージ自動階層制御を開始することで、1階層Tierプールの情報をDashboardのアクセス状況チャートパネルに表示できます。ストレージ自動階層制御の開始方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールに対するストレージ自動階層制御の開始/停止」を参照してください。
1階層Tierプールの情報をアクセス状況チャートパネルに表示すると、1日の間に発生したIOPS値の平均値がグラフで表示されます。
1階層TierプールにおけるIOPS値の集計期間と評価基準を変更したい場合は、設定ファイルを修正してください。設定ファイルは、運用管理サーバの以下に格納されています。
運用管理サーバのOS種別 | 絶対パス名 |
---|---|
Windows | $ENV_DIR\AST\Manager\etc\opt\FJSVssast\data\astchart\astchart.properties |
Solaris、Linux | /etc/opt/FJSVssast/data/astchart/astchart.properties |
設定ファイルの反映方法
変更した内容は、次回のIOPS値の集計時(翌日2:00)に自動的に反映されます。
カスタマイズ
IOPS値の集計期間を、1~7の日単位で設定します。初期値には、1が設定されています。
指定範囲外の値を設定した場合は、初期値で動作します。
例: DAY_UNIT = 1
IOPS値の評価基準を、1(平均値)または2(ピーク値)で設定します。初期値には、1が設定されています。
指定範囲外の値を設定した場合は、初期値で動作します。
例: EVALUATE_VALUE = 1
IOPS値の評価期間を7日で設定している場合に、評価開始曜日を指定できます。
評価開始曜日に設定できるのは、"SUN"(日曜日)、"MON"(月曜日)、 "TUE"(火曜日)、"WED"(水曜日)、"THU"(木曜日)、"FRI"(金曜日)、"SAT"(土曜日)、または""(曜日指定無し)です。初期値には、""が設定されています。
上記以外の文字列を設定した場合は、初期値で動作します。
例: DAY_OF_WEEK = SUN
注意
本設定は、ETERNUS SF Managerが管理しているすべての1階層Tierプールで共通の設定です。このため、Tierプールごとに設定を変えることはできません。