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ETERNUS SF Storage Cruiser 16.4 運用ガイド Optimization機能編
FUJITSU Storage

3.5.4 Tierプールの階層数の変更

1階層Tierプールを、2階層または3階層のTierプールに変更し、ストレージ自動階層制御の運用を行うことができます。また、2階層のTierプールを、3階層のTierプールに変更できます。

ポイント

  • 1階層のサブプールは、階層レベルがあらかじめHigh(固定)に設定されています。

  • 2階層のサブプールは、階層レベルがLowとHigh(固定)の設定になります。

  • RAIDグループの削除処理を実行中のTierプールの階層数は、変更できません。

階層数を変更し、ストレージ自動階層制御を開始するまでの手順は、以下のとおりです。

  1. 対象のTierプールに対するストレージ自動階層制御を停止します。
    操作手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールに対するストレージ自動階層制御の開始/停止」を参照してください。

  2. 階層化ポリシーを作成します。
    作成方法は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「階層化ポリシーの作成」を参照してください。
    すでに作成している階層化ポリシーを使用する場合、本手順は不要です。

  3. Tierプールの階層数を変更します。
    Tierプールの階層数の変更に指定できる項目は以下のとおりです。

    項目名

    指定
    (注)

    説明

    ポリシー名

    任意

    Tierプールと関連付ける階層化ポリシーを指定します。
    プルダウンリストに表示される、定義済みの階層化ポリシーから選択します。

    変更後のTierプール構成に適用できない階層化ポリシーは表示されません。

    CMを追加する

    任意

    Tierプールを作成した際にCMを指定した場合だけ、CMを追加できます。

    必要に応じて、作成するTierプールのCMを指定します。

    デフォルトは、チェックボックスがチェックされていない状態(CMを指定しない)です。

    TierプールのCMを指定するには、チェックボックスをチェックします。ストレージ装置に存在するCMが表示されるので、その中から選択します。

    階層数

    必須

    Tierプールの階層数を指定します。
    階層数の増加だけが可能です。

    • 1階層から2階層に変更する場合は、Lowサブプールを追加します。

    • 1階層から3階層に変更する場合は、Lowサブプール、Middleサブプールの順でサブプールを追加します。

    • 2階層から3階層に変更する場合は、Middleサブプールを追加します。

    ディスク選択

    必須

    サブプールを構成するディスクの選択方法を指定します。
    デフォルトは"Auto"(自動選択)です。

    "Auto"を選択すると、Lowサブプール/Middleサブプールを設定する画面で、それぞれのサブプールの必要最低容量を指定する必要があります。

    "Manual"を選択すると、Lowサブプール/Middleサブプールを設定する画面で、それぞれのサブプールを構成するディスクを指定する必要があります。

    注: 指定が「任意」の項目では、指定を省略するとデフォルト値が設定されます。

    操作手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールの階層数の変更」を参照してください。

  4. 必要に応じて、各階層の階層レベルの変更や、サブプールの名前の変更、対応する階層化ポリシーの設定などを行います。
    操作手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールの変更」を参照してください。

  5. 対象のTierプールに対するストレージ自動階層制御を開始します。
    操作手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「Tierプールに対するストレージ自動階層制御の開始/停止」を参照してください。