シングルシステムのKVMゲスト上でネットワークを高信頼化する構成(構成2)の運用について説明します。
KVMゲスト上のGLSがプライマリインタフェース(eth0)で運用している場合、KVMホストの仮想ブリッジ(br0)および物理NIC(eth1)を経由してHUB1に対してHUB監視(ping監視)を実行します。HUB1で障害が発生した場合、ゲストOS上のGLSはプライマリインタフェース(eth0)からセカンダリインタフェース(eth1)に経路を切り替えることにより、通信を継続させます。また、NICが切り替わった後は、運用NICがeth1となるので、KVMホストのbr1とeth2を経由してHUB2に対してHUB監視(ping監視)を実行します。
図D.5 シングルシステムのKVMゲスト上でネットワークを高信頼化する構成(構成2)