伝送路二重化機能がコンソールに表示するメッセージと、その意味および対処方法を以下に示します。
910番から914番までのメッセージは、/etc/syslog.conf(RHEL5)または/etc/rsyslog.conf(RHEL6)の/var/log/messagesにkern.infoを追加することで、/var/log/messagesに以下の形式で出力します。
出力例)
仮想インタフェースが物理インタフェースを切り替えたときの914番メッセージ
Jul 7 21:44:32 linux kernel: hanet: INFO: 91480: the physical interface of the virtual interface was switched. (sha1:untagged from=eth6 to=eth4) Jul 7 21:44:32 linux kernel: hanet: INFO: 91480: the physical interface of the virtual interface was switched. (sha1:tagged from=eth6 to=eth4) |
なお、システムログに出力される各メッセージ番号に対するファシリティおよびプライオリティは、以下のように設定しています。
ファシリティ | プライオリティ | メッセージ番号 |
---|---|---|
kern | info | 800, 801, 990, 991, 992 |
kern | error | 910, 911, 912, 913, 914 |
user | info | 856, 888, 889, 890, 891, 892, 893, 894, 895 |
user | warning | 848 |
user | error | 上記以外 |
メッセージ番号 | メッセージ | 意味 | 対処 |
---|---|---|---|
800 | line status changed: Link Down at TRUNKING mode (interface on devicename, target=host_name) | 高速切替方式で運用中の仮想インタフェース(devicename)が束ねる物理インタフェース(interface)を使用した相手ホスト(host_name)への通信で異常が発生しました。 | 相手ホストへの通信経路に異常がないか確認してください。 |
801 | line status changed: Link Up at TRUNKING mode (interface on devicename, target=host_name) | 仮想インタフェース(devicename)が束ねる物理インタフェース(interface)を使用した相手ホスト(host_name)への通信が復旧しました。 | 対処は必要ありません。 |
802 | file open failed. | ファイルのオープンに失敗しました。 | 対処は必要ありません。 |
803 | file read failed. | ファイルの読み込みに失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
804 | pipe create failed. | 内部通信用のパイプの作成に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
805 | internal error. | 内部エラーが発生しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
806 | cannot get my process id | 自プロセスIDの取得に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
814 | cannot up interface. | 仮想インタフェースのUPに失敗しました。 | OSの設定ファイル(ifcfg-ethX)にHWADDRの設定がある場合は、ホットプラグ機能を無効化する設定(HOTPLUG=no等)が行われているかを確認してください。詳細は“3.2.2 ネットワークの設定”を参照してください。仮想インタフェースに仮想ブリッジが接続されている場合は、仮想ブリッジが活性化していることを確認してください。問題がない場合は、伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
815 | sha device open failed. | shaドライバのオープンに失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
816 | ioctl(SHAIOCSETRSCMON) failed. | モニタ開始要求の送信に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
817 | ClOpen failed. | クラスタとの接続に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがない事を確認してください。問題がない場合には、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。なお、クラスタシステムの調査に必要な資料については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。 |
822 | no data in cluster event. | クラスタイベントにデータが存在しません。 | 伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがない事を確認してください。問題がない場合には、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。なお、クラスタシステムの調査に必要な資料については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。 |
823 | ClSetStat failed. | クラスタリソース状態の設定に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがない事を確認してください。問題がない場合には、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。なお、クラスタシステムの調査に必要な資料については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。 |
824 | directory open failed. | ディレクトリのオープンに失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料の他に、システム情報採取ツール(fjsnap)によりシステム情報を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
825 | signal send failed. | シグナルの送信に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料の他に、システム情報採取ツール(fjsnap)によりシステム情報を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
826 | command can be executed only with super-user. | 実行時権限が不正です。 | 伝送路二重化機能の調査資料の他に、システム情報採取ツール(fjsnap)によりシステム情報を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
827 | could not allocate memory. | メモリの獲得に失敗しました。 | システム異常によりメモリ不足等のエラーメッセージが出力されている場合は、メモリ不足等の原因を取り除いてください。システムに異常がない場合には、伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
828 | fork failed. | fork()に失敗しました。 | システム異常によりメモリ不足等のエラーメッセージが出力されている場合は、メモリ不足等の原因を取り除いてください。システムに異常がない場合には、伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
829 | child process execute failed. | 子プロセスの生成に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
830 | getmsg failed. | shaドライバからのデータ受信に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
831 | shared library address get failed. | 共有ライブラリのアドレス取得に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
832 | poll failed. | poll()に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
833 | ioctl(SHAIOCSETIPADDR) failed. | IPアドレスの通知に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
834 | interface does not exist. | NIC切替方式で定義したインタフェースが存在しません。 | 伝送路二重化機能の設定、およびシステムの設定に誤りがない事を確認してください。また、ifconfigコマンドで該当するインタフェースが存在していることを確認してください。問題がない場合は、伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
845 | could not restart routed. | ルーティングデーモン(routed)の再起動に失敗しました。HUB監視機能の停止およびクラスタ切替を行います。 | システムの設定、伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがない事を確認してください。それでも同じ現象が発生する場合には、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。なお、クラスタシステムの調査に必要な資料については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。 |
846 | could not restart rdisc. | ルータディスカバリデーモンの再起動に失敗しました。HUB監視機能の停止およびクラスタ切替を行います。 | システムの設定、伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがない事を確認してください。それでも同じ現象が発生する場合には、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。なお、クラスタシステムの調査に必要な資料については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。 |
847 | internal error retry over. polling stop. | HUB監視内部エラーが発生しました。HUB監視機能を無効化します。 | システムの設定、伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがない事を確認してください。それでも同じ現象が発生する場合には、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。なお、クラスタシステムの調査に必要な資料については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。 |
848 | device is inactive. polling stop. | HUB監視対象となっている仮想インタフェースが活性化されていません。HUB監視機能を無効化します。 | 仮想インタフェースを活性化してください。その後、HUB監視機能の無効化、有効化を行ってください。クラスタ運用時は、クラスタ間の切替が発生した場合に表示される場合がありますが、その場合にはこのメッセージに対する対処は必要ありません。 |
849 | poll fail retry over. polling stop. | 伝送路の異常が指定されたリトライ回数連続して失敗しました。HUB監視機能を無効化します。 | 伝送路の異常を確認してください。伝送路の復旧を確認後、HUB監視機能の無効化、有効化を行ってください。 |
850 | cannot down interface. | 物理インタフェースの非活性化に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の設定、およびシステムの設定に誤りがない事を確認してください。OSの設定ファイル(ifcfg-ethX)にHWADDRの設定がある場合は、ホットプラグ機能を無効化する設定(HOTPLUG=no等)が行われているかを確認してください。詳細は“3.2.2 ネットワークの設定”を参照してください。問題がない場合には、伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
851 | primary polling failed. lip=logicalIP, target=pollip. | 物理インタフェースの初期チェックにおいて、プライマリ監視先への経路に異常を検出しました。 | 監視先への通信経路に異常がないか確認してください。 |
852 | secondary polling failed. lip=logicalIP, target=pollip. | 物理インタフェースの初期チェックにおいて、セカンダリ監視先への経路に異常を検出しました。 | 監視先への通信経路に異常がないか確認してください。 |
853 | physical interface up failed. | 物理インタフェースの活性化に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の設定、およびシステムの設定に誤りがない事を確認してください。問題がない場合には、伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
854 | logical interface up failed. | 論理インタフェースの活性化に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の設定、およびシステムの設定に誤りがない事を確認してください。問題がない場合には、伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
855 | cluster logical interface is not found. | クラスタに登録された論理インタフェースが見つかりません。 | システムの設定、伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがない事を確認してください。それでも同じ現象が発生する場合には、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。なお、クラスタシステムの調査に必要な資料については、クラスタシステムのマニュアルを参照してください。 |
856 | cluster configuration is incomplete. | クラスタの設定が不完全なため論理IPアドレスの活性化ができません。 | クラスタシステムの設定を見直し、マシンをリブートしてください。 |
857 | polling information is not defined. | 監視先情報が未定義です。 | hanetpollコマンドで監視先情報を定義してください。 |
858 | observe information is not defined. | 監視先情報が未定義です。 | hanetobservコマンドで監視先情報を定義してください。 |
860 | interface does not exist. | NIC切替方式で運用しているインタフェースが存在しません。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
861 | cannot set interface flags. | 運用中のインタフェースに対するフラグ操作処理に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
870 | polling status changed: Primary polling failed. (ifname,target=pollip) | プライマリ側のping監視が失敗しました。 vlanid:監視先対象のVLAN | 監視先への通信経路に異常がないか確認してください。必要に応じて監視先の復旧を実施してください(“F.3.1 HUB監視のエラーメッセージ(870番)が出力された”を参照)。通信を正常に行うことができるにもかかわらず監視に失敗する場合には監視間隔、監視回数をチューニングしてください。 |
polling status changed: Primary polling failed. (ifname,target=pollip, vlan=vlanid) | |||
871 | polling status changed: Secondary polling failed. (ifname,target=pollip) | セカンダリ側のping監視が失敗しました。 vlanid:監視先対象のVLAN | 監視先への通信経路に異常がないか確認してください。必要に応じて監視先の復旧作業を実施してください(“F.3.1 HUB監視のエラーメッセージ(870番)が出力された”を参照)。通信を正常に行うことができるにもかかわらず監視に失敗する場合には監視間隔、監視回数をチューニングしてください。 |
polling status changed: Secondary polling failed. (ifname,target=pollip, vlan=vlanid) | |||
872 | polling status changed: PrimaryHUB to SecondaryHUB polling failed. (ifname,target=pollip) | プライマリ側のHUB-HUB間監視が失敗しました。 | 監視先への通信経路に異常がないか確認してください。通信を正常に行うことができるにもかかわらず監視に失敗する場合にはhanetpollコマンドで監視間隔、監視回数、リンクアップ待ち時間をチューニングしてください。“F.3.1 HUB監視のエラーメッセージ(870番)が出力された”を参考に対処してください。 |
873 | polling status changed: SecondaryHUB to PrimaryHUB polling failed. (ifname,target=pollip) | セカンダリ側のHUB-HUB間監視が失敗しました。 | 監視先への通信経路に異常がないか確認してください。通信を正常に行うことができるにもかかわらず監視に失敗する場合にはhanetpollコマンドで監視間隔、監視回数、リンクアップ待ち時間をチューニングしてください。“F.3.1 HUB監視のエラーメッセージ(870番)が出力された”を参考に対処してください。 |
874 | polling status changed: HUB repair (target=pollip) | ping監視の伝送路異常が復旧しました。 vlanid:監視先対象のVLAN | 対処は必要ありません。 |
polling status changed: HUB repair (target=pollip,vlan=vlanid) | |||
875 | standby interface failed.(ifname) | 待機パトロールで経路の異常を検出しました。 vlanid:監視先対象のVLAN | 運用側NICと待機側NICとの間の通信経路に異常がないか確認してください。必要に応じて復旧作業を実施してください(“F.3.2 待機パトロールのエラーメッセージ(875番)が出力された”を参照)。通信を正常に行うことができるにもかかわらず監視に失敗する場合には監視間隔、監視回数をチューニングしてください。 |
standby interface failed.(ifname, vlan=vlanid) | |||
876 | node status is noticed.(sourceip:status) | 相手システムからノード状態の変更が通知されました。 | 送信元の状態を確認してください。 |
877 | route error is noticed.(sourceip) | 相手システムから経路異常が通知されました。 | 送信元との間の通信経路に異常がないか確認してください。 |
878 | route error is detected.(target=IP) | 相手システムから通信経路異常を検出しました。 | 送信元との間の通信経路に異常がないか確認してください。 |
879 | message received from unknown host.(srcaddr) | 未登録の相手システムからメッセージを受信しました。 | hanetobservコマンドを使用して対応する相手ホストを登録してください。 |
880 | failed to send node down notice by time out. (dstip) | ノード状態の通知がタイムアウトにより失敗しました。 | 相手システムおよび、相手システムに対する通信経路に異常がないか確認してください。 |
881 | semaphore is broken. (errno) | セマフォが削除されたため再作成します。 | 対処は必要ありません。 |
882 | shared memory is broken. (errno) | 共用メモリが削除されたため再作成します。 | 対処は必要ありません。 |
883 | activation of a wrong interface has been detected. (ifname) (code) | 第三者によるインタフェースの活性化を検出したため、インタフェース状態の復元を行います。 | インタフェースが正しい状態に復元されていることを確認してください。 |
884 | unexpected interface deactivation has been detected. (ifname) (code) | 第三者によるインタフェースの非活性化を検出したため、インタフェース状態の復元を行います。 | インタフェースが正しい状態に復元されていることを確認してください。 |
885 | standby interface recovered.(ifname) | 待機パトロールで、待機側経路の復旧を検出しました。 vlanid:監視先対象のVLAN | 対処は必要ありません。 |
standby interface recovered.(ifname, vlan=vlanid) | |||
886 | recover from route error is noticed.(ifname) | 相手システムから復旧が通知されました。 | 対処は必要ありません。 |
887 | recover from route error is detected. (target=IP) | 相手システムの復旧を検出しました。 | 対処は必要ありません。 |
888 | interface is activated. (ifname) | 物理インタフェースが活性化されました。 | 対処は必要ありません。 |
889 | interface is inactivated. (ifname) | 物理インタフェースが非活性化されました。 | 対処は必要ありません。 |
890 | logical IP address is activated. (logicalIP) | 論理IPアドレスが活性化されました。 | 対処は必要ありません。 |
891 | logical IP address is inactivated. (logicalIP) | 論理IPアドレスが非活性化されました。 | 対処は必要ありません。 |
892 | logical virtual interface is activated. (ifname) | 論理仮想インタフェースが活性化されました。 | 対処は必要ありません。 |
893 | logical virtual interface is inactivated. (ifname) | 論理仮想インタフェースが非活性化されました。 | 対処は必要ありません。 |
894 | virtual interface is activated. (ifname) | 仮想インタフェースが活性化されました。 | 対処は必要ありません。 |
895 | virtual interface is inactivated. (ifname) | 仮想インタフェースが非活性化されました。 | 対処は必要ありません。 |
896 | path to standby interface is established. (ifname) | 待機パトロールによる監視が正常に開始されました。 vlanid:監視対象のVLAN | 対処は必要ありません。 |
path to standby interface is established. (ifname, vlan=vlanid) | |||
897 | immediate exchange to primary interface is canceled. (ifname) | 待機パトロールによるプライマリインタフェースへの即時切戻しを抑止しました。 | 対処は必要ありません。 |
898 | unexpected interface flags have been detected. (ifname) (code) | 第三者によるインタフェースフラグの変更を検出したため、インタフェース状態の復元を行います。 | インタフェースが正しい状態に復元されていることを確認してください。なお、利用者が意図して行ったインタフェースフラグ変更以外で本メッセージが出力された場合、フラグが変更された原因を調査してください。 |
899 | route to polling address is inconsistent. | 監視対象の仮想インタフェースのアドレスと監視先アドレスのネットワークアドレスが一致しないか、または、監視先アドレスに対する誤った経路情報がルーティングテーブルに登録されているため、誤った通信経路に対して監視が行われています。 | 監視先アドレスを確認し、誤りがある場合は変更してください。監視先アドレスが正しいにも関わらずメッセージが表示される場合は、監視先アドレスに対する誤った経路情報がルーティングテーブルに登録されていないかを確認してください。 |
メッセージ番号 | メッセージ | 意味 | 対処 |
---|---|---|---|
900 | routing information has inconsistency. | hanetobservコマンドで設定した通信相手に対する経路情報がルーティングテーブルに登録されていないか、または、矛盾した経路情報が登録されています。 | hanetobservコマンドで設定した通信相手の実IPアドレスに対するゲートウェイアドレスと、ルーティングテーブルに登録されている経路情報に矛盾がないか確認してください。 |
906 | route error to virtual ip address is detected. (target=xxx.xxx.xxx.xxx) | 相手システムの仮想IPアドレスへの経路監視がすべて失敗しました。 | 相手システムの仮想IPアドレスへの通信経路に異常がないことを確認してください。 |
907 | recover from route error to virtual ip address is detected. (target=xxx.xxx.xxx.xxx) | 相手システムの仮想IPアドレスへの監視が復旧しました。 | 対処は必要ありません。 |
908 | hanetctld restarted. | GLSの制御デーモンが再起動されました。 | 対処は必要ありません。 |
909 | failed to restart daemon. | GLSの制御デーモンの再起動に失敗しました。 | 伝送路二重化機能の再起動(/opt/FJSVhanet/usr/sbin/resethanet -s)を実施して復旧させてください。復旧に失敗した場合は、システムをリブートしてください。 |
910 | link up detected: the physical interface link is up. (devicename: ifname) | 物理インタフェースがリンクアップしました。 devicename: 仮想インタフェース名 ifname: 物理インタフェース名 | 対処は必要ありません。 |
911 | link down detected: the physical interface link is down. (devicename: ifname) | 物理インタフェースがリンクダウンしました。 devicename: 仮想インタフェース名 ifname: 物理インタフェース名 | /sbin/ifconfig ifnameコマンドの実行結果(RUNNINGフラグの表示)や/sbin/ethtool ifname コマンドの実行結果(Link detected: yesの表示)から、インタフェースのリンク状態を確認してください。リンクダウンしている場合は、隣接するスイッチが故障していないか、スイッチとサーバが正しい速度設定(オートネゴシエーション、全2重等)になっているかを確認してください。 |
912 | link up detected: the virtual interface link is up. (devicename) | 仮想インタフェースがリンクアップしました。 devicename:仮想インタフェース名 | 対処は必要ありません。 |
913 | link down detected: the virtual interface link is down. (devicename) | 仮想インタフェースがリンクダウンしました。 devicename:仮想インタフェース名 | 仮想インタフェースが束ねる物理インタフェースのリンク状態を確認してください。 |
914 | the physical interface of the virtual interface was switched. (devicename: vlantype from=ifname1 to=ifname2) | 仮想インタフェースが通信に使用する物理インタフェースを切り替えました。 devicename: 仮想インタフェース名 vlantype: "untagged" (タグなし)または"tagged"(タグあり) ifname1: 切り替え前の物理インタフェース ifname2: 切り替え後の物理インタフェース | 仮想インタフェースが束ねる物理インタフェースのリンク状態を確認してください。 hanetnic changeコマンドを実行した場合、対処の必要はありません。 ※vlantypeについて vlantypeは仮想インタフェース上にタグVLANインタフェースが生成されている場合にのみ出力します。 |
916 | monitoring function detected failures in the entire transfer route. (ifname) | ネットワーク監視機能で全伝送路の異常を検出しました。 ifname:インタフェース名 vlanid:監視対象のVLAN | 監視先への伝送路、または、運用側NICと待機側NICとの間の伝送路に異常がないか確認してください。 |
monitoring function detected failures in the entire transfer route. (ifname, vlan=vlanid) | |||
927 | physical interface settings is incorrect.(name=device ifname=interface param=XXXX) | 物理インタフェースの設定に誤りがあります。 | 物理インタフェース設定ファイル(/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX)を修正してください。詳細は“3.2.2 ネットワークの設定”を参照してください。修正後、システムをリブートしてください。 |
928 | physical interface configuration file not found.(name=device ifname=interface) | 物理インタフェース設定ファイルがありません。 | 物理インタフェース設定ファイル(/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX)を参照できませんでした。ファイルを確認してください。詳細は“3.2.2 ネットワークの設定”を参照してください。修正後、システムをリブートしてください。 |
929 | SHAMACADDR is not specified. (name=device) | SHAMACADDRが指定されていません。 device: 仮想インタフェース名 | VMwareのゲストOS上では、SHAMACADDRを指定する必要があります。仮想インタフェースの設定ファイル(/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-shaX)の、SHAMACADDRの設定を確認してください。 |
930 | SHAMACADDR is invalid MAC address. (name=device) | SHAMACADDRに指定されているMACアドレスが不正です。 device: 仮想インタフェース名 | SHAMACADDRに正しいMACアドレスを指定してください。修正後、システムをリブートしてください。 |
973 | failed to startup self-checking. | セルフチェック機能の開始に失敗しました。 | 直前に出力されているエラーメッセージの対処方法に従い、対処してください。 |
974 | sha driver error has been detected. | GLSのドライバの異常を検出しました。 | “3.11.2.2 セルフチェック機能の異常検出”に従い、対処してください。 |
976 | hanetctld error has been detected. | GLSのデーモンの異常を検出しました。 | 977番の復旧メッセージが出力されている場合、対処は必要ありません。出力されていない場合は、“3.11.2.2 セルフチェック機能の異常検出”に従い、対処してください。 |
977 | hanetctld recovery has been detected. | GLSのデーモンの復旧を検出しました。 | 対処は必要ありません。 |
979 | failed to execute a shell script. | ユーザスクリプトの実行に失敗しました。 | ユーザスクリプトのファイルが存在していることを確認してください。また、メッセージ出力時刻でシステム資源が枯渇していないかを確認してください。 |
980 | sha driver does not exist. | 仮想ドライバがインストールされていません。 | GLSのパッケージ(FJSVhanet)がインストールされているかを確認してください。また、インストール後、再起動しているかを確認してください。 |
981 | hanetctld does not exist. | 制御デーモンが起動していません。 | GLSのパッケージ(FJSVhanet)がインストールされているかを確認してください。また、インストール後、再起動しているかを確認してください。 |
987 | configuration is invalid. | 設定に誤りがあります。 | 出力されるメッセージに従って、設定の見直しを行ってください。 |
988 | The virtual network link operation failed. | 仮想マシン機能の仮想ネットワークの切替えに失敗しました。 | システムの設定、伝送路二重化機能の設定、およびクラスタシステムの設定に誤りがない事を確認してください。それでも同じ現象が発生する場合には、伝送路二重化機能およびクラスタシステムの調査資料を採取し、当社技術員(SE)にエラーメッセージをお知らせください。 |
989 | The virtual network link operation ended normally. | 仮想マシン機能の仮想ネットワークの切替えに成功しました。 | 対処は必要ありません。 |
990 | line status changed: all lines disabled: (devicename: interface1=Down, interface2=Down, ...) | 高速切替方式で運用中の仮想インタフェース(devicename)が束ねる物理インタフェース(interfaceN)がすべてDown状態となり相手ホストとの通信が継続できません。 | すべての物理インタフェースについて相手ホストへの通信経路に異常がないか確認してください。 |
991 | line status changed: some lines in operation: (devicename: interface1=[Up|Down], interface2=[Up|Down], ...) | 高速切替方式で運用中の仮想インタフェース(devicename)が束ねる物理インタフェース(interfaceN)の一部がDown状態(またはUp状態)となりました。 | Down状態の物理インタフェースについて相手ホストへの通信経路に異常がないか確認してください。 |
992 | line status changed: all lines enabled: (devicename: interface1=Up, interface2=Up, ...) | 高速切替方式で運用中の仮想インタフェース(devicename)が束ねる物理インタフェース(interfaceN)がすべてUp状態となり相手ホストとの通信が復旧しました。 | 対処は必要ありません。 |
993 | link down detected: Primary polling failed. (ifname,target=pollip) | 運用中のプライマリインタフェースのリンクダウンを検出しました。 | /sbin/ifconfig ifnameコマンドの実行結果(RUNNINGフラグの表示)や/sbin/ethtool ifnameコマンドの実行結果(Link detected: yesの表示)から、インタフェースのリンク状態を確認してください。リンクダウンしている場合は、隣接するスイッチが故障していないか、スイッチとサーバが正しい速度設定(オートネゴシエーション、全2重等)になっているかを確認してください。 |
994 | link down detected: Secondary polling failed. (ifname,target=pollip) | 運用中のセカンダリインタフェースのリンクダウンを検出しました。 | /sbin/ifconfig ifnameコマンドの実行結果(RUNNINGフラグの表示)や/sbin/ethtool ifnameコマンドの実行結果(Link detected: yesの表示)から、インタフェースのリンク状態を確認してください。リンクダウンしている場合は、隣接するスイッチが故障していないか、スイッチとサーバが正しい速度設定(オートネゴシエーション、全2重等)になっているかを確認してください。 |