仮想NIC方式では、物理インタフェースのリンク状態を常時監視することによりリンクダウンおよびリンクアップの検出を行います。運用側インタフェースにてリンクダウンを検出した場合、待機側インタフェースが利用可能な状態であれば、即座に通信経路の切り替えを行います。
図2.40 リンク状態監視機能
リンク状態の監視は仮想インタフェースが活性化時に開始され、非活性化時に停止します。仮想インタフェースが活性化している間は、停止することはできません。
ポイント
仮想インタフェースを活性化した直後は、束ねている物理NICのリンク確立を5秒間待ち合わせます。そのため、NICの故障を検出しても、5秒間は切替えが保留されます。
仮想インタフェース活性化中に物理インタフェースが非活性化された場合も、リンクダウンしたと判断します。