縮退運転になった場合、その原因が切り替え(フェイルオーバまたはスイッチオーバ)によるものか、切り離しによるものかによって、復旧作業が異なります。
mc_ctlコマンドをstatusモードで実行するか、またはシステムログを参照するかして、切り替えと切り離しのどちらの原因で縮退運転になったのかを確認してください。
例) mc_ctlコマンドをstatusモードで実行した場合の例を以下に示します。 切り替えが発生した場合は、“mirroring status”にswitched(切替済:切り替えが終わって縮退運転の状態)が表示されます。
$ mc_ctl status -M /mcdir/inst1 mirroring status ---------------- switched :
例) mc_ctlコマンドをstatusモードで実行した場合の例を以下に示します。 切り離しが発生した場合は、“mirroring status”にnot-switchable (切替不可:切り離しが行われて切り替えができない状態)が表示されます。
$ mc_ctl status -M /mcdir/inst1 mirroring status ---------------- not-switchable :
注意
縮退運転の状態からデータベース多重化運用への復旧を行うとき、業務を継続しているサーバでMirroring Controllerが何らかの異常を検知している場合には、“5.1.3 縮退運転中の異常時の対処”を行ってから、データベース多重化運用への復旧を行ってください。