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Enterprise Postgres 9.5 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

4.1 インスタンスの起動と停止

データベース多重化運用を行う場合は、mc_ctlコマンドを使用してインスタンスとMirroring Controllerを同時に起動・停止してください。

なお、インスタンスだけを起動・停止しないでください。

自動切り替え/切り離しを有効化する場合

mc_ctlコマンドに-fオプションを指定して実行してください。

-fオプションを指定せずに起動した場合は、Mirroring Controllerを起動したあとにmc_ctlコマンドをenable-failoverモードで実行するか、-fオプションを指定してMirroring Controllerを再起動してください。

インスタンスのみを起動・停止した場合には、以下の影響があります。

  • インスタンスのみを起動した場合

    Mirroring Controllerが起動されるまでのあいだ、自動切り替え/自動切り離しなどの機能は動作できません。

  • インスタンスのみを停止した場合

    Mirroring Controllerがインスタンスに異常が発生したと判断して、不必要な自動切り替えを行ってしまいます。

    また、自動切り替えが正常に動作しなくなる場合があります。

自動切り替え/切り離しを有効化しない場合

インスタンスのみを起動・停止した場合には、以下の影響があります。

  • インスタンスのみを起動した場合

    Mirroring Controllerが起動されるまでのあいだ、“2.1 データベース多重化運用とは”に示す異常を検知できません。

  • インスタンスのみを停止した場合

    Mirroring Controllerがインスタンスに異常が発生したと判断して、システムログにエラーを出力してしまいます。