自動切り替え/切り離し機能を有効化したデータベース多重化運用では、切り替えや切り離しを自動で行います。スタンバイサーバに対して参照系の業務を行う場合、切り替えが発生すると、業務に性能影響が出ることがあります。なぜなら、スタンバイサーバから切り替わった新プライマリサーバにおいて、旧プライマリサーバで行っていた主業務と旧スタンバイサーバで行っていた参照系の業務の両方を処理するためです。したがって、この構成で業務を行う場合は、サーバリソースなどの見積りや性能への影響を十分考慮してください。
また、性能への影響を懸念する場合は、旧スタンバイサーバで行っていた参照系の業務を一時停止して、旧プライマリサーバを新スタンバイサーバとして組込んだあと、新スタンバイサーバに対して参照系の業務を再開することを推奨します。