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Enterprise Postgres 9.5 運用ガイド
FUJITSU Software

7.6 データベース活動状況の監視

FUJITSU Enterprise Postgresでは、データベースの活動状況に関する情報を収集できます。これらを監視することで、データベース状況の変化を確認できます。

これらの情報は、内部ロックなどの待機情報を含め、性能面でのボトルネック解消に役立つ情報となります。また、当社技術員(サポート)への調査依頼時にも有益な情報となるため、取得することを推奨します。

図7.1 情報収集のイメージ

  1. 業務時間帯に一定間隔で統計情報を取得します。

    取得した情報をファイルに蓄積します。

    可能な限り1つのトランザクション内で、各種の統計情報ビューのデータを取得してください。ある瞬間でのシステムの性能のスナップショットを取ることができるからです。

    取得対象のシステムビューについては、“7.6.1 取得できる情報”を参照してください。

  2. 業務終了後の後処理時間帯に、統計情報をリセットします。

    リセット方法については、“7.6.3 情報のリセット方法”を参照してください。

  3. 蓄積した情報ファイルを保存します。

    日々の性能の変化を確認したり、サポートに問い合わせるまで情報が削除されないようにするために、蓄積した情報ファイルは最低でも2日間は保持してください。

24時間業務の場合には、夜間などの業務負荷の低い時間帯に、統計情報のリセットおよび蓄積ファイルの保存を実施するようにしてください。

注意

統計情報は日々のデータベース状況を加算していくため、統計情報をリセットしないと、カウンタの値が上限を超えて正確な値を得られません。

ここでは、以下について説明します。