rdbexecsqlコマンドの出力メッセージと対処方法について説明します。
出力メッセージ
rdbexecsqlコマンドでは、以下のメッセージが出力されます。
正常終了時に出力するメッセージ
rdbexecsqlコマンドによる起動時のエラーメッセージ
SQL文実行時のエラーメッセージ
SQL文実行時に出力されるメッセージ
JYP2083I SQL文によって処理を行った行数が0です.
JYP2001I 正常に終了しました.
不当オプションを指定した場合に出力されるエラーメッセージ
$ rdbexecsql -i rdb: ERROR: qdg02208u:-iオプションの引数が正しく記述されていません (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg02201u:rdbexecsqlが異常終了しました 復帰コード 01 ( システム名=rdbsys1) $
Symfoware/RDBが未起動の場合に出力されるエラーメッセージ
$ rdbexecsql -s USER_DB rdb: ERROR: qdg13147u:rdbexecsqlコマンドの実行中にエラーを検出しま した 詳細メッセージ='JYP5031E RDBIIシステムが未起動です.' (システ ム名=rdbsys1) $ rdbexecsql rdb: ERROR: qdg02201u:rdbexecsqlが異常終了しました 復帰コード 01 ( システム名=rdbsys1)
SQL文実行時にサーバからエラーが返却された場合のエラーメッセージ
$ rdbexecsql -s USER_DB SQL>SELECT * FROM SCM2.TBL1 rdb: ERROR: qdg13063u:rdbexecsqlコマンドが発行するSQL文でエラーが 発生しました SQL文=PREPARE SQLSTATE=37000 SQLMSG=JYP7201E スキーマ “SCM2”が存在しません. (システム名=rdbsys1) SQL>
SQL文で文法エラーが発生した場合のエラーメッセージ
$ rdbexecsql -s USER_DB SQL>SELECT * SCM1.TBL1 rdb: ERROR: qdg13063u:rdbexecsqlコマンドが発行するSQL文でエラーが 発生しました SQL文=PREPARE SQLSTATE=37000 SQLMSG=JYP8399E “TBL1 の前後にキーワード“FROM”が指定されていません. (システム名=rdbs ys1) SQL>
rdbexecsqlコマンド内でメモリ不足が発生した場合のエラーメッセージ
SQL>SELECT * FROM SCM1.TBL1 rdb: ERROR: qdg02882u:メモリ不足が発生しました (システム名=rdbsys1) rdb: ERROR: qdg02201u:rdbexecsqlが異常終了しました 復帰コード 01 ( システム名=rdbsys1)
メッセージの対処
参照
Solaris/Linuxの場合
rdbexecsqlコマンドで出力するメッセージに対する利用者の対処は、“メッセージ集”、またはrdbprtmsgコマンドで参照することができます。
Windowsの場合
rdbexecsqlコマンドで出力するメッセージに対する利用者の対処は、 “メッセージ集”で参照することができます。
rdbexecsqlコマンドの実行で出力されるメッセージ“qdg02208u”の説明を表示します。
$ rdbprtmsg -qdg 02208 qdg02208u -s*オプションの引数が正しく記述されていません t* [メッセージの意味] オプションの引数が正しく記述されていません。 [パラメタの意味] s*: オプション t*: RDBシステム名 RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。 [システムの処理] このコマンドの処理を中止します。 [利用者の処置] オプションに対する引数を正しく指定して、再実行してください。
SQL文の実行で出力されるメッセージ“JYP7201E”の説明を表示します。
$ rdbprtmsg -jyp 7201 JYP7201E スキーマ“@1@”が存在しません. [状態コード] 37000 [メッセージの意味] スキーマ“@1@”が存在しません。 例: SELECT C11 FROM SCM1.T1 注) スキーマ名SCM1は利用環境中に存在しないとします。 [パラメタの意味] @1@: スキーマ名 [システムの処理] この文の処理を中止します。 [利用者の処置] 存在するスキーマを指定してください。