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Symfoware Server V12.3.0 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

1.2 Symfoware Serverが提供するクラスタ運用

クラスタソフトウェアであるPRIMECLUSTERと連携します。PRIMECLUSTERが提供する共有ディスク(GDS)を用います。クラスタシステム内の1台が、アクティブなサーバ(運用系)としてアプリケーションの処理を受け付けます。

例えば、運用系がダウンした場合には、他の1台(待機系)が共有ディスクの内容を引き継いで運用系となります。PRIMECLUSTERの機能によって、データベースの運用系側で動作させたいアプリケーションもデータベースと連動して切り替えることができます。また、運用系におけるデータベースの更新内容を待機系に送信する必要がないため、運用中の処理性能は非クラスタシステムと同等です。

注意

Symfoware ServerのPRIMECLUSTER連携では、待機系でディスクを参照しないため負荷分散の用途で用いることはできません。