休日の設定は、平日と休日でサーバの運用方法を変える場合に行います。毎日同じパターンで運用する場合や日付ごとにまったく異なる運用をする場合は、休日を設定する必要はありません。また、運用方法の変更をSYSTEM_CALENDARの情報に基づいて行う場合は、すでに電源スケジュールの設定の時に休日情報を設定してあるので、ここでは新たな設定は必要ありません。
運用方法の切りわけを行うのにSYSTEM_CALENDARでは都合が悪い場合は、別のカレンダを作成して新たに休日を設定してください。休日の設定は、[年間休日の設定]ダイアログボックスで毎年同じ休日(祝祭日など毎年決められた休日)および振替休日を設定します。その後、[カレンダの登録]ウィンドウ(SYSTEM_CALENDAR以外)を使って、その年だけの休日を設定(微調整)します。
なお、設定した平日/休日の情報は、以下の機能で使用することができます。
サービス・アプリケーション起動機能
起動するサービスまたはアプリケーションの切りわけ(UNIX版の場合は、アプリケーション起動のみ)
[サービス・アプリケーション起動パターン]ダイアログボックスで設定します。
ジョブスケジューラ機能
ジョブネットのスケジュールの切りわけ
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[起動日]シートで設定します。
イベント監視機能【Windows版】
アクションの実行条件の切りわけ
[アクション定義[アクション条件]]ダイアログボックスで設定します。
カレンダAPI
カレンダを意識した処理の実行
カレンダAPIについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”を参照してください。
注意
SYSTEM_CALENDAR以外のカレンダで設定した平日/休日のパターンは、電源制御機能では参照できないので注意してください。
カレンダの登録数が多くなると、日変わり時刻の到来時やカレンダ編集時の処理などが遅くなる場合あります。カレンダの登録数に上限はありませんが、100件程度までにすることを推奨します。
以下にSYSTEM_CALENDAR以外のカレンダに休日を設定する手順を示します。
操作手順
カレンダを作成します(既存のカレンダを使用する場合は必要ありません)
[カレンダの登録]ウィンドウ(SYSTEM_CALENDAR以外)を使ってカレンダを作成します。
毎年同じ休日を設定します
[年間休日の設定]ダイアログボックスで毎年同じ休日(祝祭日など毎年決められた休日)および振替休日を設定します。
その年だけの休日を設定します
[カレンダの登録]ウィンドウ(SYSTEM_CALENDAR以外)を使って、その年だけの休日を設定(微調整)します。