ここでは、ジョブの操作とそれにともなうジョブの動作について説明します。ジョブに対して、以下の操作ができます。
強制終了
実行中のジョブや実行遅延のジョブを強制的に終了します。ジョブは強制終了状態になります。
再起動
異常終了または強制終了したジョブを再起動します。ただし、リカバリジョブが実行中の場合は、再起動することはできません。
Systemwalker OperationMGR V10.0L21/10.1以前のサーバに接続した場合、再起動できるのはジョブネットの状態が警告の場合に限ります。また、リカバリジョブに対して再起動することもできません。操作は無視されます。
停止
実行待ちのジョブや終了したジョブを停止状態にします。停止したジョブは、先行ジョブの正常終了などによりジョブの起動条件が整っても、起動を一時停止されているため、実行されません。停止したジョブの後続ジョブも実行されません。
停止解除
停止中のジョブを停止解除します。ジョブは以下の状態になります。
ジョブの起動条件が満たされる前に停止解除した場合は、停止中のジョブは停止する前の状態に戻ります。
停止中にジョブの起動条件が満たされた場合は、停止解除後に、そのジョブは起動されます。
起動条件が先行ジョブの終了の場合における例を下図に示します。
なお、先行ジョブが異常終了したときにリカバリジョブが停止中の場合は、停止解除後にリカバリジョブが起動されます。
無効
実行待ち/停止中/終了したジョブを無効状態にします。無効状態になったジョブは、起動条件が整うとスキップされ、後続ジョブが起動されます。停止中に起動条件が整った場合、無効にすると無効にした時点でジョブはスキップされます。
起動条件が先行ジョブの終了の場合における例を下図に示します。
[元のジョブ再起動]を指定しているリカバリジョブを無効状態にした場合は、先行ジョブが異常終了したときにリカバリジョブがスキップされ、元のジョブは再起動されません。
無効解除
無効状態のジョブを無効解除します。ジョブは以下の状態になります。
起動条件が整う前に無効解除した場合、ジョブの状態は“無効”操作を行う前の状態に戻ります。ただし“無効”操作を行う前の状態が停止中の場合は、停止する前の状態に戻ります。
無効状態の時に起動条件が整った場合、ジョブはスキップされ、正常終了の状態になります。
起動条件が先行ジョブの終了の場合における例を下図に示します。