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Systemwalker Operation Manager  使用手引書
FUJITSU Software

6.3 デマンドジョブを監視する

[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウの[ジョブ]配下で投入したデマンドジョブの実行状態は、[ジョブ状態表示/操作]ウィンドウに一覧表示されます。なお、[ジョブ状態表示/操作]ウィンドウでは、スケジュールジョブも含めたジョブの一覧が表示されます。また、各ジョブの詳細情報は[ジョブの詳細情報の表示]ダイアログボックスに表示されます。


操作手順

  1. [ジョブ状態表示/操作]ウィンドウの表示

    [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウから[ジョブ]を選択します。メインウィンドウに[ジョブ状態表示/操作]ウィンドウが表示されます。

    注意

    Systemwalker共通ユーザー管理機能を利用して、Systemwalker共通ユーザーでログインした場合、[業務選択]ウィンドウから[ジョブ]および[キュー]を選択すると、[ジョブ状態表示/操作]ウィンドウまたは[キュー状態表示/操作]ウィンドウを利用するOSユーザを指定するために、[接続先ホストのパスワード入力]ウィンドウが表示されます。

    このウィンドウでジョブやキューの情報にアクセスしたい利用者(OSユーザ)のユーザーID/パスワードを指定し、[OK]ボタンをクリックしてください。[ジョブ状態表示/操作]ウィンドウまたは[キュー状態表示/操作]ウィンドウを利用しない場合は、このウィンドウで[キャンセル]ボタンをクリックしてください。なお、[接続先ホストのパスワード入力]ウィンドウで指定したOSユーザが管理者であったとしても、[ジョブ状態表示/操作]ウィンドウまたは[キュー状態表示/操作]ウィンドウにおける監視と操作は一般ユーザの権限の範囲となります。また、一度指定したOSのユーザーIDやパスワードはクライアントのログアウト時まで[ジョブ状態表示/操作]ウィンドウまたは[キュー状態表示/操作]ウィンドウで再利用されます。

    図6.8 [ジョブ状態表示/操作]ウィンドウ

    [利用者]:

    [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウを起動した管理者自身のユーザか、[全ユーザー]を選択することができます。[全ユーザー]を選択すると、すべてのユーザのジョブ情報が一覧表示されます。

    UNIX版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合において、Operation Managerユーザを指定した場合は、指定したOperation Managerユーザに対応づけられているOSユーザのジョブ情報が一覧表示されます。指定したOperation Managerユーザの情報以外に、このOSユーザに対応づけられたすべてのOperation Managerユーザのジョブ情報が一覧表示されます。

    Systemwalker認証リポジトリを利用している場合、利用者の表示は、Systemwalker Operation Managerクライアントのログインユーザではなく、[接続先ホストのパスワード入力]ウィンドウで指定したユーザーIDが表示されます。

    [ジョブ名]:

    ジョブ名とジョブの状態が表示されます。

    [ジョブ番号]:

    ジョブ番号が表示されます。

    [状態]:

    ジョブの状態が表示されます。ジョブの状態には、以下の状態があります。

    実行待ち/実行保留/実行中/出力保留

    [キュー]:

    ジョブが存在するキュー名が表示されます。

    [ホスト名]:

    実行中ジョブの場合、ジョブが実行されているサーバのホスト名が表示されます。実行中以外の状態のジョブの場合、何も表示されません。

    [投入者]:

    ジョブを投入したユーザ名が表示されます。スケジュールジョブの場合は、ジョブネット実行者が表示されます。

    UNIX版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合において、Operation Managerユーザがジョブを投入した場合は、ジョブを投入したOperation Managerユーザに対応づけられたOSユーザ名が表示されます。

    [実行時間]:

    実行中ジョブの場合、ジョブの実行開始時刻からの経過時間が表示されます。実行中以外の状態のジョブの場合、何も表示されません。


    [ジョブ状態表示/操作]ウィンドウのジョブ一覧の並びは以下の順(昇順)に変更することができます。[表示]メニュー-[ジョブの整列]、またはポップアップメニューの[ジョブの整列]より以下の各メニューを選択します。また、再度同じ項目を選択すると降順に並び替えられます。

    ジョブ名順:

    ジョブ名順に整列します。(50音順)

    ジョブ番号順:

    ジョブ番号の小さいものから整列します。

    キュー名順:

    キュー名順に整列します。

    状態順:

    ジョブの状態順に表示されます。以下の順に表示されます。

    実行中->実行待ち->実行保留->出力保留

    ホスト名順:

    ホスト名順に整列します。

    投入者順:

    投入者順に整列します。

    実行時間順:

    実行時間順に整列します。

  2. [ジョブの詳細情報の表示]ダイアログボックスの表示

    [ジョブ状態表示/操作]ウィンドウで対象のジョブを選択し、[ファイル]メニューから[開く]を選択します(または右クリックによるポップアップメニューの[開く]を選択します)。

    図6.9 [ジョブの詳細情報の表示]ダイアログボックス

    [ジョブ名]:

    ジョブ名が表示されます。

    [ジョブ番号]:

    ジョブ番号が表示されます。

    [プロジェクト名]:

    当該ジョブがスケジュールジョブの場合、プロジェクト名が表示されます。デマンドジョブの場合は、何も表示されません。

    [ジョブネット名]:

    当該ジョブがスケジュールジョブの場合、ジョブネット名が表示されます。デマンドジョブの場合は、何も表示されません。

    [状態]:

    ジョブの状態(実行待ち/実行保留/実行中/出力保留)が表示されます。

    [実行優先順位]:

    ジョブの実行優先順位が表示されます。

    [実行優先度]:

    ジョブの実行優先度が表示されます。

    [投入日時]:

    ジョブの投入日時が表示されます。

    [投入元]:

    ジョブの投入を行ったホスト名が表示されます。

    [投入者]:

    ジョブの投入者が表示されます。

    [開始日時]:

    ジョブの開始日時が表示されます。

    [実行サーバ]:

    ジョブの実行サーバが表示されます。

    [実行キュー]:

    ジョブの実行キュー名が表示されます。

    [終了日時]:

    出力保留状態のジョブの場合、ジョブの終了日時が表示されます。

    [終了コード]:

    出力保留状態のジョブの場合、ジョブの終了コードが表示されます。

参考

サーバ側からジョブを監視する場合は、qjstatコマンドを使います。コマンドの詳細は“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

分散実行ジョブおよびネットワークジョブの場合、[ジョブ状態表示/操作]ウィンドウの[ホスト名]には、実行サーバへの実行依頼が完了するまでは投入元ホスト名が表示され、実行依頼が完了すると、実際に実行されているサーバのホスト名が表示されます。