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Systemwalker Operation Manager  使用手引書
FUJITSU Software

4.3.9 メール受信を起動契機とする場合

メール受信を契機に、ジョブネットを起動することができます。

ジョブネットを起動する場合、ジョブスケジューラ専用のユーザに、以下のメールを送信します。“msgevent”というキーワードは、あらかじめ決められています。メッセージ事象名は、起動したいジョブネットが待ち合わせているメッセージ事象名を指定してください。

このメールにより、指定したメッセージ事象が発生し、ジョブネットが起動します。新規メールの到着は、5分ごとにチェックされます。

注意

  • 件名の最初に半角空白が必要です。メール送信を行うソフトウェアによっては、件名の最初に半角空白を自動で設定しないものがあります。この場合は、件名の最初(「Subject:」の後)に明に半角空白を設定し、“msgevent”というキーワードを続けるようにしてください。

  • メールの件名はデコードされません。そのため、メッセージ事象名およびプロジェクト名には、アルファベットしか指定できません。日本語を使用した場合、メールが到着してもジョブネットは起動できません。

  • E-mailを受信すると、メール全体の内容が、インストール先のデータベースディレクトリ配下のmailディレクトリにメッセージ事象名.textファイルとして作成されます。このファイルにはメール全体が格納されます。このファイルが削除されるまで、同じメッセージ事象名のメールは受け付けられません。通常、メールを契機に起動されるジョブネット内で、このファイルを削除する必要があります。

  • メールの添付ファイルは、デコードされてインストール先のデータベースディレクトリ配下のmailディレクトリに格納されます。添付ファイルにファイル名が指定されている場合は、その名称になります。ファイル名が指定されていない場合、ファイル名はメッセージ事象名.binaryとなります。ファイルが既存の場合は上書きされます。

  • メールの添付ファイルは、MIME形式バージョン1.0の場合、メール本文となります。ただし、マルチ・パートには対応していません。シングル・パートで送信してください。

  • 分割メールはサポートしていません。分割されたメールは、それぞれ別々のメールとして扱われます。

  • 添付ファイルのデコードは、7-bit、base64、quoted-printable、uuencodeに対応します。