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Systemwalker Operation Manager  使用手引書
FUJITSU Software

4.3.6 メッセージ事象発生時に起動されるジョブネットの開始遅延を監視する場合

メッセージ事象発生時に起動されるジョブネットが開始予定時刻を過ぎても起動されない場合に、ガントチャートなどのジョブネット状態の監視ウィンドウやコマンドで、ジョブネットの状態を開始遅延として確認できます。また、通知メッセージをイベントログ/SYSLOGに出力することもできます。

開始遅延の監視が可能なメッセージ事象待ちジョブネットは、起動日が設定されており、以下のどれかの条件に該当しているジョブネットに限ります。

通知メッセージを出力するには、あらかじめ、[イベント出力の詳細設定]ウィンドウの[ジョブ/ジョブネットの遅延監視]で、[ジョブネットの起動予定時刻を過ぎても実行されない場合に通知を行う]チェックボックスがチェックされている必要があります。またUNIX版の場合、メッセージは、“user.warning”レベルで通知されます。システムのsyslog.confで、“user.warning”レベルのメッセージがSYSLOGに通知されるように設定してください。

開始遅延を行う場合は、以下のどちらかの方法によって定義します。定義方法を以下に説明します。

参考

  • [一日一回]を指定した場合でも、起動、または再起動操作により一日複数回ジョブネットを起動することは可能です。

  • 起動条件が[メッセージ事象発生時のみ起動]のジョブネットの起動予定日時は以下のようになります。

    [一日一回]を指定しない場合:

    起動予定日時は表示されません。

    [一日一回]を指定した場合:

    本日未起動の場合は本日の日付が、本日起動済みの場合は次の起動予定日が、YYYY/MM/DDの形式で表示されます。

    [一日一回]と[開始予定時刻]を指定した場合:

    本日未起動の場合は本日の起動予定日時が、本日起動済みの場合は次の起動予定日時がYYYY/MM/DD HH:MMの形式で表示されます。

  • 本日起動済みのジョブネットに対して終了取消操作を行うことにより、起動条件が[メッセージ事象発生時のみ起動]で[一日一回]が指定されているジョブネットにおいて、再度メッセージ事象を待ち合わせることができます。