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Systemwalker Operation Manager  使用手引書
FUJITSU Software

4.3.1 グループを登録する場合

いくつかのジョブネットをまとめて1つのグループとして登録することにより、グループ単位で起動/監視/操作することができます。グループへの登録方法およびグループ内ジョブネットの起動条件について説明します。


操作手順

  1. [グループの新規作成]ウィンドウの表示

    以下のいずれかの操作によって、[グループの新規作成]ウィンドウを表示します。

    • [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで、対象プロジェクトを選択します。次に[ファイル]メニューの[新規作成]から[グループ]を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューの[新規作成]から[グループ]を選択します)。

    • [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの[ツール]メニューから[グループ管理]を選択します。次に[グループの管理]ウィンドウの[ファイル]メニューから[新規作成]を選択します。[プロジェクトの選択]ウィンドウが表示されるので、グループを作成するプロジェクト名を指定します。

    図4.33 [プロジェクトの選択]ウィンドウ

    [プロジェクト名]:

    グループを新規作成するプロジェクト名を指定します。


    図4.34 [グループの新規作成]ウィンドウ

  2. [登録-ジョブネット]ウィンドウの表示

    [グループの新規作成]ウィンドウで[配置モード]ボタンをクリックし、配置モード(アイコンをジョブフロー表示域に配置するモード)に切り替えます。(ジョブネットアイコンを選択した場合も、自動的に配置モードになります)

    次に、ジョブフロー表示域で、マウスを使ってジョブネットを配置します。ジョブネットを配置すると、[登録-ジョブネット]ウィンドウ-[基本情報]シートが表示されます。

  3. グループへのジョブネットの登録

    [登録-ジョブネット]ウィンドウ-[基本情報]シートを使って、登録するジョブネットを選択します。

    グループに登録するジョブネットの個数分、手順2、3を繰り返します。

    図4.35 [登録-ジョブネット]ウィンドウ-[基本情報]シート

    [ジョブネット一覧]:

    登録するジョブネットを選択します。

    [起動時刻]:

    登録してあるジョブネットの起動時刻です。[起動時刻有効]を指定することにより、起動時刻を有効とすることができます。起動予定のあるグループ内のジョブネットのうち先頭のジョブネットは、この指定にかかわらず、起動時刻が有効となります。

    [メッセージ起動]:

    ジョブネットの起動条件として、メッセージ事象が登録してあるかどうかが表示されます。

    • あり:

      起動条件としてメッセージ事象が登録してあります。

    • なし:

      メッセージ事象は登録されていません。

  4. ジョブネット起動順序の設定

    [グループの新規作成]ウィンドウのジョブフロー表示域でジョブネットを配置した後、[接続モード]ボタンをクリックして接続モードに切り替えます。接続モードの状態で、先行ジョブネットから後続ジョブネットへの接続線(矢印)を引いて、ジョブネットの起動順序を設定します。

  5. プロジェクトへの保存

    [ファイル]メニューの[名前を付けて保存]をクリックします。[名前を付けて保存]ウィンドウが表示されるので、“グループ名”および“グループ名称”を指定して[保存]ボタンをクリックします。グループがプロジェクトに保存されます。

    図4.36 [名前を付けて保存]ウィンドウ

    [保存プロジェクト]:

    グループを保存するプロジェクトが表示されます。

    [グループ名]:

    グループ名を指定します。

    [グループ名称]:

    グループ名称を指定します。

  6. グループ情報の登録

    以下のいずれかの操作によって、[グループのプロパティ]ウィンドウを表示します。

    • [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで、対象グループを選択します。次に[ファイル]メニューから[プロパティ]を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューから[プロパティ]を選択します)。

    • [Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの[ツール]メニューから[グループ管理]を選択します。[グループの管理]ウィンドウで、対象グループを選択します。次に[ファイル]メニューから[プロパティ]を選択します(または、右クリックによるポップアップメニューから[プロパティ]を選択します)。

    [グループのプロパティ]ウィンドウを使って、グループ情報(グループ名称/電源未投入時の処置)を登録します。

    図4.37 [グループのプロパティ]ウィンドウ

    [グループ名称]:

    グループ名称を指定します。

    [電源未投入時の処置として電源投入時に起動]:

    起動予定時刻にサーバの電源が未投入だったなどの理由で、グループが起動できなかった場合、ジョブスケジューラのサーバ部の起動時に、グループを起動する場合に指定します。

注意

グループ内ジョブネットの起動条件

以下の条件をすべて満たした場合、ジョブネットは起動されます。なお、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで指定した条件[電源未投入時の処置として電源投入時に起動]、および[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[メッセージ]シートで指定した条件[起動時刻の到来を待つ]は無視されます。

  • 起動時刻が到来した(起動時刻が有効の場合)

  • メッセージ事象の起動条件が満たされた

  • 先行ジョブネットが正常終了した

注意

グループ内ジョブネットの待ち合わせ条件について

グループ内の先行ジョブネットのあるジョブネットが[起動時刻有効]となっている場合、[メッセージ]シートの[起動時刻の到来を待つ]の指定にかかわらず、先行ジョブネットの正常終了、およびメッセージ事象の発生と起動予定時刻の到来を待ち合わせます。

注意

グループの起動時刻について

グループを登録した時にすでに起動予定時刻が過ぎていた場合は、本日は起動済みとみなし、当日のスケジュールは行われません。登録した情報は、翌日以降に有効となります。

起動済みのグループ(上記の操作により起動済みとみなされた場合を含む)は、起動時刻を変更しても、当日のスケジュールは行われません。変更した情報は、翌日以降に有効となります。