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Systemwalker Operation Manager  使用手引書
FUJITSU Software

1.2.3 Systemwalker Operation Managerサーバの終了【UNIX版】

シャットダウン処理を行うと、Systemwalker Operation Managerの各機能のデーモンが自動的に停止し、Systemwalker Operation Managerサーバは終了します。


手動での停止方法

保守作業など行うなどの理由でSystemwalker Operation Managerサーバを手動で終了する必要がある場合は、各機能のデーモンをpoperationmgr(デーモン停止)コマンドにより一括して停止することができます。poperationmgrコマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“共通コマンド”を参照してください。

注意

Systemwalker Centric Managerと共存する場合

Systemwalker Centric Managerと共存する環境で、Systemwalker Operation Managerを停止する場合は、 Systemwalker Centric Managerのデーモンもすべて停止してください。Systemwalker Centric Managerのデーモンの停止コマンドについては、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

ジョブスケジューラデーモンを停止する場合

ジョブスケジューラデーモンを停止する場合は、以下に注意してください。

  • Interstage属性のジョブネットが実行中の場合

    ジョブスケジューラデーモンのみを停止しないでください。ジョブネットを強制終了した上で、ジョブスケジューラデーモンを停止させてください。

  • プロセス(tskmnsrv)を停止する場合

    kill -9コマンドで、プロセス(tskmnsrv)を停止しないでください。停止した場合、ジョブスケジューラデーモンの停止ができなくなります。また、クラスタ上で運用している場合、正しく動作しないことがあります。

    kill -9コマンドで、プロセス(tskmnsrv)を停止した場合は、システムを再起動してください。

注意

Red Hat Enterprise Linux 7におけるシャットダウン時のデーモン停止について

Red Hat Enterprise Linux 7では、OSの停止時にデーモンが自動停止する設定にしていても、以下の場合にオペレーティングシステムを停止または再起動する時には、事前にpoperationmgr(サービス/デーモン停止コマンド)を手動で実行し、Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止してください。

  • poperationmgr/soperationmgrコマンド等により手動でデーモンを再起動した場合

  • 環境設定画面のデーモン制御にてデーモンを再起動した場合

  • バックアップコマンドを実行した場合

  • ポリシー配付を“すぐに適用する”で配付した場合

Red Hat Enterprise Linux 7にて、Systemwalker Operation Managerの停止を実施することなくOSのシャットダウンまたは再起動を行った場合、運用途中にシステムダウンした場合と同じ、以下の動作になります。

  • 次回起動時のジョブ実行制御機能の起動モードがリカバリモードになります。

  • 実行待ちのデマンドジョブは、次回起動時に再実行されます。

    実行中のデマンドジョブは、[ジョブを再実行する]の指定により変わります。

    [ジョブを再実行する]を指定している場合:次回起動時にジョブの先頭から再実行されます。

    [ジョブを再実行する]を指定していない場合:再実行されません。

  • スケジュールジョブは、次回起動時に再実行されません。

  • ネットワークジョブまたは分散実行ジョブの実行サーバをシャットダウンした場合、シャットダウン時のジョブの状態や[ジョブを再実行する]の指定に関わらず、デマンドジョブおよびスケジュールジョブともに再実行されません。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition複数サブシステムの手動での停止方法

Systemwalker Operation Manager EE版の場合は、複数のサブシステムを起動することができます。複数のサブシステムを起動しているシステムで、任意のサブシステム番号に対応するサブシステムを手動で停止するときの操作は以下の例に従ってください。

[例1]サブシステム1を停止する場合

/bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/K00JOBSCH -sys 1
/bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS -sys 1

注)

  • K00JOBSCHとK00MJSとは必ず続けて実行してください。

  • -sysオプションには、K00MJSとK00JOBSCHとで同じサブシステム番号を指定してください。


[例2]全サブシステムを停止する場合

/bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/K00JOBSCH -sys all
/bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS -sys all


参考

K00JOBSCHおよびK00MJSの格納パスについて

K00JOBSCHおよびK00MJSの格納パスは、以下に示すようにOSによって異なります。OSに応じて格納パスを変更してください。

[K00JOBSCH]

Solaris版

/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d

HP-UX版

/opt/FHPJOBSCH/bin

AIX版

/usr/FAIXJOBSC/bin

Linux版

/opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d

[K00MJS]

Solaris版

/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d

HP-UX版

/opt/FHPMJS/usr/lib/mjes

AIX版

/opt/FAIXMJS/usr/lib/mjes

Linux版

/etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d