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Systemwalker Operation Manager  解説書
FUJITSU Software

3.1 ハードウェア資源

Systemwalker Operation Managerの導入時および運用時に必要なハードウェア資源について説明します。


導入時に必要なハードウェア資源

Systemwalker Operation Managerを導入するために必要なハードウェア資源について説明します。

ディスク容量

Systemwalker Operation Managerを導入するために必要なディスク容量を下表に示します。

Windowsのインストール先ディスクを“システムディレクトリ”、Systemwalker Operation Managerのインストール先ディスクを“インストールディレクトリ”と表記しています。

【Windows x86版】

追加機能の選択状態

使用領域

サーバ

クライアント

追加機能を未選択時(デフォルトインストール時)

システムディレクトリ

30MB以上

15MB以上

インストールディレクトリ

660MB以上

395MB以上

合計

690MB以上

410MB以上

追加機能をすべて選択した時

システムディレクトリ

30MB以上

15MB以上

インストールディレクトリ

680MB以上

400MB以上

合計

710MB以上

415MB以上

【Windows x64版】

追加機能の選択状態

使用領域

サーバ

クライアント

追加機能を未選択時(デフォルトインストール時)

システムディレクトリ

45MB以上

35MB以上

インストールディレクトリ

700MB以上

375MB以上

合計

745MB以上

410MB以上

追加機能をすべて選択した時

システムディレクトリ

45MB以上

35MB以上

インストールディレクトリ

720MB以上

380MB以上

合計

765MB以上

415MB以上

【Solaris 32bit版】

追加機能の選択状態

使用領域

サーバ

クライアント

追加機能をすべて選択した時

/(root)(注1)

1MB以上

/opt

480MB以上

/etc

25MB以上

/var

150MB以上

システムディレクトリ

35MB以上

インストールディレクトリ

380MB以上

合計

656MB以上

415MB以上

注1)

/opt、/etc および /varフォルダがない場合は、各領域の容量が/(root)フォルダに必要です。

【Solaris 64bit版】

追加機能の選択状態

使用領域

サーバ

クライアント

追加機能をすべて選択した時

/(root)(注1)

1MB以上

/opt

480MB以上

/etc

25MB以上

/var

150MB以上

システムディレクトリ

35MB以上

インストールディレクトリ

380MB以上

合計

656MB以上

415MB以上

注1)

/opt、/etc および /varフォルダがない場合は、各領域の容量が/(root)フォルダに必要です。

【Linux x86版】

追加機能の選択状態

使用領域

サーバ

クライアント

追加機能をすべて選択した時

/opt

580MB以上

/etc

30MB以上

/var

110MB以上

システムディレクトリ

35MB以上

インストールディレクトリ

380MB以上

合計

720MB以上

415MB以上

【Linux x64版】

追加機能の選択状態

使用領域

サーバ

クライアント

追加機能をすべて選択した時

/opt

580MB以上

/etc

30MB以上

/var

180MB以上

システムディレクトリ

35MB以上

インストールディレクトリ

380MB以上

合計

790MB以上

415MB以上

運用時に必要なハードウェア資源

Systemwalker Operation Managerを運用するためには、“導入時に必要なハードウェア資源”以外にも以下の見積もりが必要です。

メモリ使用量

Systemwalker Operation Managerを運用するために必要なメモリ容量を下表に示します。

【Windows x86版】

サーバ

クライアント

320MB以上

60MB以上

【Windows x64版】

サーバ

クライアント

420MB以上

60MB以上

Solaris 32bit版】

サーバ

クライアント

400MB以上

60MB以上

【Solaris 64bit版】

サーバ

クライアント

480MB以上

60MB以上

【Linux x86版】

サーバ

クライアント

380MB以上

60MB以上

【Linux x64版】

サーバ

クライアント

390MB以上

60MB以上

運用形態に応じたサーバ側ディスク容量

Systemwalker Operation Managerを運用するためには、運用規模に応じて以下のディスク容量が必要です。下表により、運用に必要な容量をあらかじめ見積もっておき、インストール時には余裕を持たせたディスクの空き容量を確保してください。

なお、各ファイルは以下の使用領域に格納されます。(ジョブスケジューラ、ジョブ実行制御、業務連携、Systemwalkerトレース情報を除く)

【Windows版】 インストールディレクトリ

【UNIX版】 /var

◇ カレンダ

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

カレンダファイル

カレンダ数×14KB+94KB

電源制御ファイル

5KB

ログファイル(注)

6MB

注)

カレンダ・電源制御の動作ログファイルです。

◇ サービス・アプリケーション起動

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

情報ファイル

2KB

注)

UNIXの場合、サービス起動は利用できません。

◇ ジョブスケジューラ

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

基本容量

13MB

スケジュール情報
ファイル

(512×プロジェクト数)×2+
(10000×全ジョブネット数+2200×全ジョブ数)×2(注1)

ログファイル(注2)

ジョブスケジューラ起動パラメタに
設定する値(1MB~99MB)×3

ジョブネット履歴
ファイル

10000×ジョブネット数×最大24世代

ジョブごとの標準出力、
エラー出力ファイル

登録した各ジョブが出力する標準出力、
エラー出力容量の総計

メッセージ事象発生履歴
ファイル

99MB×3

注1)

グループを運用する場合、(1000×全グループ数+27400×グループに属している全ジョブネット数)×2を追加します。

注2)

ジョブネット実行履歴のログファイルです。

備考1.

ジョブネットが階層化されている場合、子ジョブネットは、親ジョブネットにジョブとして登録されるため、ジョブネットのカウントだけでなくジョブとしてのカウントも必要です。

各ファイルは以下の使用領域に格納されます。

【Windows版】 インストールディレクトリ

【Solaris版/Linux版】 /var

【HP-UX版/AIX版】 /opt

備考2.

リンクジョブネットは、親ジョブネットにジョブとして登録されるため、ジョブネットのカウントだけでなくジョブとしてのカウントも必要です。また、リンクジョブネットが参照するマスタリンクジョブネットが階層化されている場合はリンクジョブネットも階層化されるため、それらも含めてカウントする必要があります。

◇ ジョブ実行制御

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

基本容量【Windows版】

14MB

基本容量【UNIX版】

15MB

スプール

256B×q+n×(4KB+j+o+e)
q:キューの数
n:システムに同時に存在し得るジョブ(実行待ち・実行保留・
実行中・出力保留状態のジョブ総数)の最大数
j:ジョブファイルの大きさ
o:標準出力ファイルの大きさ
e:標準エラー出力ファイルの大きさ

トレースファイル
【Windows版】(注)

500KB×202

トレースファイル
【UNIX版】(注)

5MB×2×12

注)

トレースファイルは、求められたディスク容量でトレース情報をサイクリックに
管理します。

備考.

ログファイル、稼働実績情報ファイルを採取する場合は、それらの容量が必要です。
見積もり方法は、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド"を参照してください。

各ファイルは以下の使用領域に格納されます。

【Windows版】 インストールディレクトリ

【Solaris版/Linux版】 /var

【HP-UX版/AIX版】 /opt

◇ イベント監視【Windows版】

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

定義ファイル

定義イベント行×2KB(注)

注)

複雑な定義や長いパラメタを指定する場合、上記容量を超える場合があります。その場合は、さらに2倍で見積もってください。

◇ 業務連携

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

トレースファイル
【Windows版】

6.2MB

ホスト情報定義ファイル

350×登録ホスト数

パスワード管理簿ファイル

200×登録ユーザ数

備考.

各ファイルは以下の使用領域に格納されます。

【Windows版】 インストールディレクトリ

【UNIX版】 /opt

◇ Systemwalkerトレース情報

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

トレースファイル
【Windows版】

サーバ      :  190.0MB以上(最大380.0MB)
クライアント:   1.0MB以上(最大 2.0MB)

トレースファイル
【UNIX版】

サーバ      :   5.0MB以上(最大 10.0MB)

備考.

各ファイルは以下の使用領域に格納されます。

【Windows版】 システムドライブ

【UNIX版】 /var

◇ 監査ログ出力

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

監査ログファイル

1日の操作量(注1)×1レコードの平均出力サイズ(注2)
×保存日数(注3)

注1)

1日あたりのログイン操作、定義の変更操作およびジョブ/キューの操作の回数です。クライアントからの操作だけではなく、コマンド/APIによる操作回数も含みます。メンテナンス日や初期導入時などには操作量が増大するため、多めに見積もってください。(導入するシステムによりますが、1,000回程度の操作量を想定してください。)

注2)

監査ログに出力される1行のメッセージの平均長です。(ホスト名や利用ユーザ名にも影響する値ですが、500バイト程度を想定してください。)

注3)

監査ログを保存する日数です。初期状態では31日です。保存日数は、1~99日または無制限(unlimit)が設定できます。監査ログファイルは指定された保存日数分しか保存されないため、必要に応じて、定期的に退避することを推奨します。設定方法については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”の“mpsetlogsend_omgrコマンド”を参照してください。

Enterprise EditionGlobal Enterprise Editionマスタスケジュール管理

   管理サーバ

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

基本容量

(10000×配付されるジョブネット数
+ 2200×ジョブ数) × 2 (注4)

マスタスケジュール管理
状況ファイル(注1)

(100+スケジュールサーバ数×200)×スケジュール実績数(注5)
+ 40×スケジュール実績数 (注5)

持ち越し制御情報
ファイル(注2)

(420×持ち越しジョブネット数×2)
+ (115×当日未適用ジョブネット数)

トレースファイル
(注3)

(30MB×サブシステム数)+30MB

   スケジュールサーバ【UNIX版】

運用に必要なファイル

必要なディスク容量(バイト)

基本容量

(10000×配付されるジョブネット数
+ 2200×ジョブ数) × 2 (注4)

マスタスケジュール管理
状況ファイル(注1)

40×スケジュール実績数 (注5)

持ち越し制御情報
ファイル(注2)

(420×持ち越しジョブネット数×2)
+ (115×当日未適用ジョブネット数)

トレースファイル
(注3)

(30MB×サブシステム数)+30MB

備考.

管理サーバ/スケジュールサーバを1台のサーバで運用する場合、必要なディスク容量は管理サーバのみの値です。

注1)

マスタスケジュール管理状況ファイルとは、スケジュール情報の分散状況を格納したファイルで、以下のファイルのことです。
・マスタスケジュール管理のデータベースディレクトリ配下の“stemmanager.db”および“start_end.log”

注2)

持ち越し制御情報ファイルとは、持ち越しジョブネットなどの情報を格納した
ファイルで、以下のファイルのことです。
・マスタスケジュール管理のデータベースディレクトリ配下の“carry_st.lst”、“carry.lst”、“運用日(yyyymmdd).dat”

注3)

トレースファイルは、求められたディスク容量でトレース情報をサイクリックに管理します。

注4)

グループを運用する場合は、以下を追加します。
(1000×全グループ数+27400×グループに属している全ジョブネット数)× 2

注5)

スケジュール実績数とは、以下の日数のことです。
・スケジュール状況管理日数 + 未来スケジュールの日数
未来スケジュールの日数とは、当日より前にスケジュールを登録しておく日数です。


サーバの電源制御に必要なハードウェア

サーバの電源制御を行う場合には、電源制御装置と、それに対応したソフトウェアが必要です。対象OSがWindows x86版、Solaris 32bit版およびLinux x86版の場合のみ利用できます。

なお、シャットダウン、リブートのみの運用の場合は電源制御装置と対応するソフトウェアは不要です。

注意

  • Solaris サーバの場合、Non-global Zoneに対する電源制御はできません。Global ZoneにSystemwalker Operation Managerがインストールされていれば、Global Zoneに対する電源制御が可能です。

  • ブレードサーバやVM機能で複数のOSを起動している場合は電源制御機能をサポートしていません。

表3.1 サーバの電源制御に必要なハードウェアとソフトウェア

対象サーバのOS

提供元

電源制御装置/UPS

ソフトウェア

Windows x86

APC
(富士通OEM)

SmartUPS、および以下のいずれかのSmartUPS用ネットワークアダプタ
- Web/SNMP Management Card(AP9606)
- Network Management Card EX(AP9617)

PowerChute(R) plus V5.2(注)
PowerChute(R) Business Edition Version 9.0.1(注)

Windows x86
Solaris 32bit
Linux x86

富士通

PMANモデル100/PMANモデル50

Systemwalker連携ソフトウェア(装置添付)

注)

クライアントからサーバを起動する場合、および、一括電源制御機能を使用する場合にはWeb/SNMP Management Card(AP9606)、または Network Management Card EX(AP9617)が必要です。このとき、組み合わせ可能なソフトウェアは、PowerChute(R) Plus V5.2となります。(PowerChute(R) Business Editionは、使えません。)

クライアントからサーバを起動しない場合は、Web/SNMP Management Card(AP9606)およびNetwork Management Card EX(AP9617)は必要ありません。

使用するソフトウェアと、クライアント/サーバの種別により、インストールするソフトウェアが異なる場合があります。以下にその対応を説明します。

使用ソフトウェア

サーバ/クライアントの種別

インストールするソフトウェア

PowerChute(R) plus V5.2

サーバ

UPSSLEEP.EXE(注)
(PowerChute(R) plusに添付)

PowerChute(R) Business Edition Version 9.0.1

サーバ

UPSSLEEP.EXE(注)
(PowerChute(R) Business Edition Versionに添付)

PMANモデル100/PMANモデル50のSystemwalker連携ソフトウェア(装置添付)

サーバ

サーバ用モジュール

クライアント

クライアント用モジュール

備考.

サーバ単体でスケジュールによる電源制御のみを行う場合は、クライアントの設定は必要ありません。

注)

UPSSLEEP.EXEがインストールされたディレクトリのパスを、システム環境変数PATHに設定してください。

“Systemwalker Enabled”で認定された製品に対応する電源制御ソフトウェアについては、ソフトウェアの種類によって、一部利用できない機能があります。また、利用にあたり、注意が必要なものもあります。詳細は、Systemwalkerホームページ、各ソフトウェアのマニュアルまたは取扱説明書を参照してください。


イベント監視に必要なハードウェア【Windows版】

ショートメール通知を行うためには、以下のハードウェアが必要です。

音声による通知を行うためには、以下のハードウェアが必要です。

注)

機種によりオーディオカードを搭載できない場合があります。


業務連携に必要なハードウェア

業務連携の各機能を使うためには、以下のハードウェアが必要です。

Job Designer使用時に必要なハードウェア

Job Designerを使用するためには、以下のハードウェアが必要です。