日変わり時刻が到来した時に呼び出される、出口プログラムについて説明します。
【Windows版】
日変わり時刻が到来すると、timeexit.bat、timeexit.exeの順に出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。timeexit.batが見つかった場合、timeexit.exeが存在しても呼び出されません。
利用者がこの出口を利用して、独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成して、以下のディレクトリに格納してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
【UNIX版】
日変わり時刻が到来すると、jobsch.time.exitの出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。
利用者がこの出口を利用して、独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成して、以下のディレクトリに格納してください。
Solaris/Linux版:
/opt/FJSVJOBSC/bin |
HP-UX版:
/opt/FHPJOBSCH/bin |
AIX版:
/usr/FAIXJOBSC/bin |
出口プログラムには、実行権が設定されている必要があります。実行権が設定されていないと呼び出されません。
出口プログラムに渡されるパラメタ
出口プログラムに渡されるパラメタは、以下のとおりです。
argc : パラメタの数(1) (注1) |
Systemwalker Operation Manager EEの場合、パラメタの数は2になります。
Systemwalker Operation Manager EEのパラメタです。
注意事項
ジョブネットやグループの実行が遅延する可能性があるため、時間のかかる処理は行わないでください。
Windows版の場合、出口の実行ユーザは、ジョブスケジューラサービスのログオンアカウントです。【Windows版】
UNIX版の場合、出口の実行ユーザは、“root”となります。【UNIX版】
複数サブシステム運用の場合、サブシステムごとに呼び出されます。
プログラム例
日変わり時刻到来出口のプログラム例を以下に示します。
Windows版の例
/* JOBSCH-TIMEというメッセージ事象を発生させる */ #include <stdio.h> #include <string.h> #include <process.h> main(int argc, char *argv[]) { char msg[256]; memset(msg,0x00,sizeof(msg)); sprintf(msg,"jobschmsgevent JOBSCH-TIME-sys%s",arg[1]); system(msg); exit(0); }
UNIX版の例
/* 日変わり時刻が到来したことを知らせるメッセージがコンソール に出力される、日変わり時刻到来出口のプログラム例(UNIX版) */ #include <syslog.h> #include <stdio.h> #include <string.h> main(int argc, char *argv[]) { char msg[256]; memset(msg,0x00,sizeof(msg)); sprintf(msg, "WARNING: Day change time has come. sys%s",argv[1]); openlog("jobsch", LOG_CONS, LOG_USER); syslog(LOG_WARNING, msg); closelog(); exit(0); }