本製品に移行するために必要な条件と、作業を行う上で、あらかじめ注意が必要な事項について説明します。
移行条件
本製品に移行するためには、以下の条件を満たす必要があります。
移行データを退避するディレクトリは、移行元コンピュータのローカルディスク(ハードディスク)である必要があります。
移行データを退避するドライブには、ユーザ資産を退避するための十分な空き容量がある必要があります。
移行元と移行先のインストール種別は、同じである必要があります。
移行元と移行先のSystemwalkerインストールディレクトリのドライブ名およびディレクトリ名は、同じである必要があります。
移行先コンピュータへの復元時に指定する移行データは、本製品で提供されたツール(プログラム)によって採取されたものである必要があります。
移行元と移行先のシステムのコード系は、同じである必要があります。
移行時の注意
移行作業を行う上で、あらかじめ注意が必要な事項について説明します。
移行作業を開始する前に、以下の確認および作業を実施してください。
旧バージョンのバックアップ
移行作業を開始する前に、移行作業中のトラブルに備え、旧バージョンの運用環境をバックアップしておくことをおすすめします。バックアップは、旧バージョンのマニュアルにしたがって行ってください。
Systemwalkerシングル・サインオンエージェント設定情報のバックアップ
Systemwalker Operation Manager V13.4.0~V13.6.1からSystemwalker Operation Manager V13.7.0以降に移行する環境が、Systemwalkerシングル・サインオン機能を利用している場合は、移行前に設定情報のバックアップ作業が必要です。
バックアップの詳細については、“Systemwalker 共通ユーザー管理/Systemwalker シングル・サインオン使用手引書”の“Systemwalker Operation Manager V13.4.0-V13.6.1 から Systemwalker Operation Manager V13.7.0以降へ移行する”を参照してください。
移行作業が終わった後に、以下の確認および作業を実施してください。
Systemwalker Operation Manager のAPIを利用したアプリケーションの再コンパイル
移行後に、新しいバージョンのヘッダーファイル、および、ライブラリを利用して、Systemwalker Operation Manager のAPIを利用したアプリケーションをコンパイルしてください。
Systemwalkerシングル・サインオンエージェント設定情報のリストア
Systemwalker Operation Manager V13.4.0~V13.6.1からSystemwalker Operation Manager V13.7.0以降に移行する環境が、Systemwalkerシングル・サインオン機能を利用している場合は、移行後に設定情報のリストア作業が必要です。
リストアの詳細については、“Systemwalker 共通ユーザー管理/Systemwalker シングル・サインオン使用手引書”の“Systemwalker Operation Manager V13.4.0-V13.6.1 から Systemwalker Operation Manager V13.7.0以降へ移行する”を参照してください。