対象バージョンレベル
Windows版:V10.0L10以降
A
一括電源制御機能には、被制御サーバに対して、リモートでサーバの電源をONする処理と電源をOFFする処理があります。
以下に、電源制御サーバから、被制御サーバ(サーバ1、サーバ2)の電源をON/OFFする場合を例として、サービスの動作について説明します。サーバ1、サーバ2に接続されているUPSは、PowerChute(R) plus またはPowerChute(R) Business Editionとします。
電源ONの場合
電源ONの場合、以下のようになります。
電源制御サーバの“Systemwalker MpJmCal”サービス(以降、カレンダサービスと記載します)が起動します。
電源制御サーバのカレンダサービスが、サーバ1に接続されているUPSに対して、LANを経由して通電を開始する要求を送信します。
(この時に、ネットワークマネージメントカードが必要です。)
サーバ1に接続されているUPSは、通電開始の要求を受け、通電を開始します。その結果、サーバ1が起動します。
電源制御サーバのカレンダサービスが、サーバ2に接続されているUPSに対して、LANを経由して通電を開始する要求を送信します。
サーバ2に接続されているUPSは、通電開始要求を受け、通電を開始します。その結果、サーバ2が起動します。
電源OFFの場合
電源OFFの場合、以下のようになります。
電源制御サーバのカレンダサービスが、サーバ2のカレンダサービスに対して電源切断の要求を送信します。
サーバ2のカレンダサービスが、電源切断の要求を受け、電源停止コマンド(UPSSLEEP.EXE)を起動します。
電源制御サーバのカレンダサービスが、サーバ1のカレンダサービスに対して電源切断の要求を送信します。
サーバ1のカレンダサービスが、電源切断の要求を受け、電源停止コマンド(UPSSLEEP.EXE)を起動します。
参考
電源制御に関するトラブルが発生した場合、“トラブルシューティングガイドの“電源切断の動作がおかしい”を参考に対処してください。