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Systemwalker Operation Manager Q & A集
FUJITSU Software

3.2 Q: 一括電源制御をする場合のサービスの動作は【Windows版】

対象バージョンレベル

A

一括電源制御機能には、被制御サーバに対して、リモートでサーバの電源をONする処理と電源をOFFする処理があります。

以下に、電源制御サーバから、被制御サーバ(サーバ1、サーバ2)の電源をON/OFFする場合を例として、サービスの動作について説明します。サーバ1、サーバ2に接続されているUPSは、PowerChute(R) plus またはPowerChute(R) Business Editionとします。

電源ONの場合

電源ONの場合、以下のようになります。

  1. 電源制御サーバの“Systemwalker MpJmCal”サービス(以降、カレンダサービスと記載します)が起動します。

  2. 電源制御サーバのカレンダサービスが、サーバ1に接続されているUPSに対して、LANを経由して通電を開始する要求を送信します。

    (この時に、ネットワークマネージメントカードが必要です。)

  3. サーバ1に接続されているUPSは、通電開始の要求を受け、通電を開始します。その結果、サーバ1が起動します。

  4. 電源制御サーバのカレンダサービスが、サーバ2に接続されているUPSに対して、LANを経由して通電を開始する要求を送信します。

  5. サーバ2に接続されているUPSは、通電開始要求を受け、通電を開始します。その結果、サーバ2が起動します。

電源OFFの場合

電源OFFの場合、以下のようになります。

  1. 電源制御サーバのカレンダサービスが、サーバ2のカレンダサービスに対して電源切断の要求を送信します。

  2. サーバ2のカレンダサービスが、電源切断の要求を受け、電源停止コマンド(UPSSLEEP.EXE)を起動します。

  3. 電源制御サーバのカレンダサービスが、サーバ1のカレンダサービスに対して電源切断の要求を送信します。

  4. サーバ1のカレンダサービスが、電源切断の要求を受け、電源停止コマンド(UPSSLEEP.EXE)を起動します。

参考

電源制御に関するトラブルが発生した場合、“トラブルシューティングガイドの“電源切断の動作がおかしい”を参考に対処してください。