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Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

4.14.17 ジョブスケジューラデーモンが停止しているにもかかわらず、エラーメッセージ「Jobscheduler デーモンが起動されているので使用できません」が表示される【UNIX版】

エラーメッセージ

MpJobsch: ERROR:0278 Jobscheduler デーモンが起動されているので使用できません

対象バージョンレベル

対処

確認ポイント

原因

ジョブスケジューラのデータベースディレクトリにはジョブスケジューラデーモン起動時に“temp”ファイルを作成し、ジョブスケジューラデーモン終了時に“temp”ファイルを削除します。

ジョブスケジューラデーモン動作中にジョブスケジューラデータベースディレクトリのバックアップを実施すると、“temp”ファイルもバックアップの対象となります。

ジョブスケジューラデーモン動作中に採取したバックアップの情報をリストアした場合、“temp”ファイルもリストアされます。

また、ジョブスケジューラデーモンを異常な方法で終了させた場合、“temp”ファイルが削除されずに残ったままの状態となります。

“temp”ファイルが存在すると、実際にジョブスケジューラデーモンプロセスが動作していないにもかかわらず、本現象が発生します。

対処方法

現象が発生した場合、以下の手順で回避してください。

  1. ps -ef|grep tskコマンドでジョブスケジューラデーモンプロセスが存在しないことを確認してください。

  2. rm /var/opt/FJSVJOBSC/temp コマンドで“temp”ファイルを削除してください。

注意

ジョブスケジューラデーモン動作中に“temp”ファイルの削除は絶対にしないでください。また、バックアップ時にジョブスケジューラデーモンを停止することで現象発生を未然に防止することができます。