エラーメッセージ
MpJobsch: ERROR:0278 Jobscheduler デーモンが起動されているので使用できません |
対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処
確認ポイント
ジョブスケジューラデーモン動作中にバックアップした情報をリストアしていませんか
前回のジョブスケジューラデーモンの停止時に異常が発生しませんでしたか
停止時の異常は、デーモンの停止時のエラーメッセージで確認することができます。
原因
ジョブスケジューラのデータベースディレクトリにはジョブスケジューラデーモン起動時に“temp”ファイルを作成し、ジョブスケジューラデーモン終了時に“temp”ファイルを削除します。
ジョブスケジューラデーモン動作中にジョブスケジューラデータベースディレクトリのバックアップを実施すると、“temp”ファイルもバックアップの対象となります。
ジョブスケジューラデーモン動作中に採取したバックアップの情報をリストアした場合、“temp”ファイルもリストアされます。
また、ジョブスケジューラデーモンを異常な方法で終了させた場合、“temp”ファイルが削除されずに残ったままの状態となります。
“temp”ファイルが存在すると、実際にジョブスケジューラデーモンプロセスが動作していないにもかかわらず、本現象が発生します。
対処方法
現象が発生した場合、以下の手順で回避してください。
ps -ef|grep tskコマンドでジョブスケジューラデーモンプロセスが存在しないことを確認してください。
rm /var/opt/FJSVJOBSC/temp コマンドで“temp”ファイルを削除してください。
注意
ジョブスケジューラデーモン動作中に“temp”ファイルの削除は絶対にしないでください。また、バックアップ時にジョブスケジューラデーモンを停止することで現象発生を未然に防止することができます。