メタデータを格納するためのデータベースサーバにRDBソフトウェア(MySQLまたはPostgreSQL)をインストールしてください。
注意
すでに運用中のデータベースをそのまま利用する場合は、5.3 JDBCドライバーのインストールの作業のみ行ってください。
【MySQLを利用する場合】
MySQLをインストールします。以下はyumコマンドを使ってインストールする例です。
# yum install mysql-server <Enter>
MySQLを起動します。
# service mysqld start <Enter>
MySQLの管理者(root)のパスワードを設定します。
# /usr/bin/mysql_secure_installation <Enter> [...] Enter current password for root (enter for none): <Enter> OK, successfully used password, moving on... [...] Set root password? [Y/n] y <Enter> New password: (MySQLの管理者パスワード)Enter> Re-enter new password: (MySQLの管理者パスワード)Enter> Remove anonymous users? [Y/n] Y <Enter> [...] Disallow root login remotely? [Y/n] N <Enter> [...] Remove test database and access to it [Y/n] Y <Enter> [...] Reload privilege tables now? [Y/n] Y <Enter> All done
MySQLの自動起動設定を行います。
# /sbin/chkconfig mysqld on <Enter> # /sbin/chkconfig --list mysqld <ENTER> mysqld 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
【PostgreSQLを利用する場合】
PostgreSQLをインストールします。以下はyumコマンドを使ってインストールする例です。
# yum install postgresql-server <Enter>
データベースを初期化します。
# service postgresql initdb <Enter>
ネットワーク経由でPostgreSQLサーバに接続するための設定を行います。
初めに、全てのネットワークからPostgreSQLサーバに接続する設定を行います。
postgresql.confファイルを編集します。
listen_addressに'*'を設定し、standard_conforming_stringsがoffに設定されていることを確認します。
以下のコマンドを実行し、正しく設定されていることを確認してください。
# cat /var/lib/pgsql/data/postgresql.conf | grep -e listen -e standard_conforming_strings <Enter> listen_addresses = '*' standard_conforming_strings = off
次に、クライアント認証方法を設定します。
pg_hba_confファイルを編集します。
本製品ではクライアントに対して認証時に平文のパスワードを要求する設定を行います。パスワードはネットワークを通じて平文のテキスト形式で送信されるため、信頼されていないネットワークでは暗号化の設定を行ってください。
pg_hba.confに以下の情報を追加してください。
host all all 0.0.0.0 0.0.0.0 password
PostgreSQL サービスを起動します。
# service postgresql start <Enter>
PostgreSQL サービスの自動起動設定を行います。
# /sbin/chkconfig postgresql on <Enter> # /sbin/chkconfig --list postgresql <ENTER> postgresql 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off