クローニング機能を使用する場合、設定ファイルの変更を行う必要があります。
以下の手順で設定ファイルの変更を実施してください。
ポイント
仮想環境にスレーブサーバを導入する場合、または物理環境でクローニング機能を利用しない場合は、本設定は不要です。
基本ソフトウェアとして Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 を使用している場合だけ設定を行ってください。
以下のコマンドを実行します。
# systool -c net <RETURN>
例
# systool -c net <RETURN> Class = "net" Class Device = "eth0" Device = "0000:01:00.0" Class Device = "eth1" Device = "0000:01:00.1" Class Device = "eth2" Device = "0000:02:00.0" Class Device = "eth3" Device = "0000:02:00.1" Class Device = "lo" Class Device = "sit0"
コマンド出力結果の"Class Device ="のあとに表示されているデバイス名と、"Device ="のあとに表示されているPCIバス番号を確認します。
設定ファイルを修正します。
以下の設定ファイルのデバイス名とMACアドレスの対応を確認したあと、ATTR{address}=="MACアドレス"と記載されている箇所をKERNELS=="PCIバス番号"に変更します。
該当するすべての行を修正します。
設定ファイルの格納先
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
例
- 変更前
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", ATTR{address}=="MACアドレス", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth*", NAME="デバイス名"
- 変更後
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", KERNELS=="PCIバス番号", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth*", NAME="デバイス名"
スレーブサーバを再起動したあと、すべてのネットワークに対して通信できるか確認します。