プロジェクトは、業務内容で分類されたジョブネットの集合体を管理する単位です。1つ以上のジョブネットで構成されます。
プロジェクトには、プロジェクト単位でアクセス権を設定できます。また、プロジェクトは監視の単位でもあるため、プロジェクトを作成するときには、業務の分類でまとめると管理がしやすくなります。
プロジェクトについて、以下を検討します。
検討項目
他のプロジェクト名と重ならないようにします。自動化/監視する業務のまとまりを表す名称をつけておくと管理しやすくなります。
なお、“temp”“core”は、ジョブスケジューラに予約されているため、プロジェクト名に使用できません。
プロジェクト名に使用可能な文字についての詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の “プロジェクト情報制御文”を参照してください。
OSユーザを指定します。所有者は、プロジェクトに対して更新権を持ち、プロジェクト内のジョブネット/ジョブの登録や変更、監視、操作を行うことができます。
ジョブ情報に実行ユーザを指定していないジョブの場合、ここで指定した所有者が実行ユーザになります。
ユーザがプロジェクトにアクセスするためには、事前にユーザとアクセス権をプロジェクトに設定する必要があります。
プロジェクトに設定できるアクセス権は以下のとおりです。
アクセス権 | 説明 |
---|---|
更新権 | 許可されたプロジェクト配下のジョブネット/ジョブの更新/登録/操作/参照が可能 |
登録権 | 許可されたプロジェクト配下のジョブネット/ジョブの登録/参照が可能 |
操作権 | 許可されたプロジェクト配下のジョブネット/ジョブの操作/参照が可能 |
参照権 | 許可されたプロジェクト配下のジョブネット/ジョブの参照のみ可能 |
プロジェクトを作成した時点で、プロジェクトにアクセスできるユーザとアクセス権は以下のとおりです。
登録済みユーザ | アクセス権 | 備考 |
---|---|---|
システム管理者 | 更新権 | |
プロジェクトの所有者 | 更新権 | |
管理者権限を持つOperation Managerユーザ | 更新権 | 拡張ユーザ管理機能が有効な場合【UNIX版】 |
上記設定で都合が悪い場合には、プロジェクトにアクセスを許可するユーザまたはグループと、そのアクセス権を[アクセス権情報]ウィンドウで設定する必要があります。
設定は、以下のいずれかのユーザが行います。
システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ【Windows版】/スーパーユーザ)【UNIX版】)
管理者権限を持つOperation Managerユーザ【UNIX版】
プロジェクトに対するアクセス制御の詳細については、“Systemwalker Operation Manager 解説書”の“アクセス制御”を参照してください。また、アクセス制御の設定方法については、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“プロジェクトにアクセス権を設定する”を参照してください。