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Cloud Services Management V1.1.0 操作ガイド(業務システム提供部門)
FUJITSU Software

3.2 クォータ管理

Cloud Services Managementでは、業務システムの使用量およびメニューで設定した単価をもとに、日次処理で利用料金を算出しています。

クォータ管理は、月ごとの利用料金に閾値を設けることで、サービスの無計画な利用を制限する機能です。

クォータは、プロジェクトに対して設定します。Cloud Services Managementは、設定されたクォータと、日次で計算される利用料金との比較を行い、超過通知や利用制限を行います。

クォータの設定

プロジェクトを作成するとき、プロジェクト配下に作成できる業務システムの数や規模を考慮し、ひと月分の利用料金の上限値を決定します。決定した値を、[プロジェクト管理]画面の[利用枠]に設定します。[アラート通知閾値]は、[利用枠]を超過する見込みがある場合にアラートメールを送信するための閾値を設定します。

アラート通知閾値超過

日次処理で利用料金の計算が行われた後に、[アラート通知閾値]との比較が行われます。

プロジェクト配下の業務システム、サービスの利用料金の合計が、[アラート通知閾値]の割合を超えているとき、以下のようなメールが自動送信されます。

送信の宛先は、[プロジェクト管理]画面で指定したメールアドレスです。

Subject:XXXXXプロジェクトのアラート通知閾値超過通知

XXXXXプロジェクト管理者 様

プロジェクトの利用料金がアラート通知閾値を超過しています。

利用料金[\]:27500
利用枠[\]:30000
アラート通知閾値[%]:90
日付:2016-04-27

注意
このメールは自動送信メールです。返信はしないでください。

"XXXXX"には該当のプロジェクトIDが設定されます。

利用枠超過

日次で計算される利用料金の金額によっては、さらに利用料金の増加が見込まれる登録操作を抑制します。

以下の操作によって、[利用枠]を超過する見込みがある場合に、警告が表示されます。

[利用枠]をすでに超過している場合は、上記の操作に加えて、以下の操作が実施できません。[登録]ボタンや[追加]ボタンなどが非表示となります。

利用枠超過時の対応

プロジェクトの[利用枠]は、変更申請が最終承認された時点で変更が反映されます。このため、利用枠超過が発生していても、業務システムやサービスの追加が必要である場合は、[利用枠]の金額を増やす対応をとってください。

操作の制限は、利用料金の月次処理後に解除されます。