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Cloud Services Management V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

6.5 Active Directory認証連携時のユーザー情報の整合性の確保

本製品のユーザー認証は、SVOMのCASで実現しています。ディレクトリサービスにはSVOM同梱のディレクトリサービス、またはActive Directoryを指定することができます。

SVOM同梱のディレクトリサービス利用時は、本製品からのユーザー操作情報はSVOMに連携され、ディレクトリサービス上のユーザー情報エントリーを更新します。

製品外であるActive Directoryを連携して利用する場合は、本製品からのユーザー操作情報は連携されません。そのためユーザーの登録または変更を行う場合には、本製品とActive Directory双方に変更する必要があります。いずれかに登録がない場合には、以下の表のようにCloud Services Managementのログインおよびリソース操作に不具合が発生します。

表6.1 Cloud Services Managementのログイン条件

ディレクトリサービスのエントリー

あり

なし

Cloud Services Management
ユーザー情報

あり

Cloud Services Managementにログイン可能。(正常)

Cloud Services Managementにログイン不可。

対処:ディレクトリサービスにユーザーエントリーを追加する。またはCloud Services Managementのユーザー情報を削除する。

なし

Cloud Services Managementにログイン可能。ただし操作可能なメニューなし。

対処:Cloud Services Managementにユーザー情報を登録する。

Cloud Services Managementにログイン不可。

Cloud Services ManagementとActive Directoryのユーザー情報一致条件

以下を一致させて登録する必要があります。

SVOMのディレクトリサービスとしてActive Directoryを利用する場合は、Cloud Services Managementに登録するユーザー情報をActive Directoryに登録しておく必要があります。userIdには、連携するSVOMのログイン名を指定します。

サービス企画・評価部門、業務システム提供部門のユーザーは、自部門、自組織配下のユーザーについて登録/変更/削除をすることができます。Active Directoryとの登録に不整合が起こらないよう、登録するユーザーIDを通知する、または最終承認前にActive Directoryに同一ユーザーを登録するなどの運用検討を行ってください。