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Cloud Services Management V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

2.8.1 AWS

仮想マシンを利用するために必要な情報は以下のとおりです。

以下の情報は、仮想マシンの配備完了メールで、業務システム提供部門に通知されます。

情報

説明

仮想マシンのIPアドレス

プライベートIPアドレスです。

ログインユーザーID

仮想マシンのOS管理者のユーザー名です。

キーペア名

業務システム提供部門が、業務システム作成後に作成したキーペアが使用されます。

キーペアは、仮想マシンのOS種別ごとに、以下の目的で使用されます。

  • Windowsの場合

    AWSからは、キーペアの公開鍵で暗号化された初期パスワードが通知されます。キーペアの秘密鍵で復号することで、初期パスワードを入手できます。

  • Linuxの場合

    キーペアの秘密鍵をSSHのログイン認証に使用します。

キーペアの運用

業務システム提供部門が各業務で使用するキーペアの運用例を以下に示します。

  1. 業務システム提供部門が、クラウド管理用ポータルの[業務システム管理]画面でAWS用のメニューを選択し、業務システムの登録を申請します。

  2. 業務システムの登録完了後、[業務システム管理]画面で登録した業務システムを選択し、[業務システム詳細]画面からキーペアを作成します。

  3. 業務システムに紐づいているプロジェクトのメールアドレスに、キーペアの作成完了通知メールが送信されます。

  4. 業務システム提供部門は、[業務システム詳細]画面から、キーペアをダウンロードし、安全な場所に保管します。

注意

Windows Serverの環境で[Internet Explorer セキュリティ強化の構成]が有効になっている場合、Internet Explorerでファイルがダウンロードできない場合があります。

仮想マシンへのアクセス方法

仮想マシンには、OS種別に応じて、以下の方法でアクセスします。

  1. Windowsの場合

    1. 仮想マシンの配備完了通知メールで、仮想マシンのIPアドレス、ログインユーザーID、キーペアの公開鍵で暗号化された初期パスワードが業務システム提供部門に通知されます。

    2. キーペアをダウンロードしていない場合は[業務システム詳細]画面からダウンロードし、キーペアの秘密鍵で暗号化された初期パスワードを復号します。

    3. ログインユーザーIDの情報と、復号した初期パスワードを使用して、仮想マシンにログインします。

    参照

    初期パスワードの復号の詳細については、AWSの公開情報を参照してください。

  2. Linuxの場合

    1. 仮想マシンの配備完了通知メールで、仮想マシンのIPアドレス、ログインユーザーID、キーペア名が業務システム提供部門に通知されます。

    2. [業務システム詳細]画面で表示されているキーペア名と、通知されたキーペア名が一致していることを確認します。

    3. キーペアをダウンロードしていない場合は[業務システム詳細]画面からダウンロードします。

    4. 通知されたIPアドレスに、SSHでの通信が可能なコマンド、ターミナルエミュレータなどで、通知されたユーザー名とキーペアの秘密鍵を使用してログインします。

    参照

    • 秘密鍵の形式、SSHの認証方式については、AWSの公開情報を参照してください。

    • 秘密鍵を使用したSSHのログイン方法については、ご利用のSSHクライアントの説明書を参照してください。