本製品の管理サーバは、認証のためにSVOMと通信を行います。事前作業として以下の設定を行う必要があります。
SVOMのディレクトリサービス設定
SVOMの連携先ディレクトリサービスにActive Directoryを利用する場合は、定義ファイルに以下の項目を設定または変更する必要があります。SVOM同梱のディレクトリサービスを利用する場合は、この作業は必要ありません。
ファイル名と格納先は以下のとおりです。
fscsm_config.xml
%FSCSM_HOME%\conf
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
ldap.mode | SVOM同梱のディレクトリサービスを利用する場合に指定(デフォルト) | read_write |
Active Directory連携を利用する場合に指定 | read_only |
システム情報の定義ファイルの詳細については、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"の"システム情報"を参照してください。
SVOMとの通信のパスワード設定
以下のコマンドを実行して、SVOMのディレクトリサービスへアクセスするためのパスワードを設定します。
SVOMのディレクトリサービスにActive Directoryを利用する場合は、この作業は必要ありません。
%FSCSM_HOME%\bin\fscsm_passwordset -svom <パスワード>
コマンドオプションは以下のとおりです。
オプション名 | 値 |
---|---|
-svom | SVOMで連携するディレクトリサービスに使用する、管理アカウントのパスワードを指定します。 !#()-.@`{}~および半角英数字を、8~64文字で指定します。 |