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Cloud Services Management V1.1.0 解説書
FUJITSU Software

3.5 プロジェクト管理

本製品では、複数の業務システムを束ねる機能を持ち、運用するユーザーを管理するプロジェクト管理機能を提供します。

プロジェクトには任意の組織に属するユーザーを、プロジェクトのメンバーとして登録することができ、メンバーはプロジェクト内の業務システムを共有することができます。メンバーにはCloud Services Managementのユーザーロール(担当者、承認者)とは別に、プロジェクト内で有効なロールが割り当てられます。プロジェクトロールには、プロジェクト情報の管理を行うプロジェクト管理者と、利用者を表すプロジェクト利用者の2種類が存在します。

1つのプロジェクト内に複数の業務システムを登録でき、メニューに応じた承認フローや利用料金、利用枠を共有します。プロジェクト管理者において、予算をもとに利用枠を管理することで、業務システム利用の適正化を促すことができます。

プロジェクト管理はクラウドサービス統合運用部門、サービス企画・評価部門、業務システム提供部門が使う機能です。それぞれの部門に応じて使用できる機能が異なります。

クラウドサービス統合運用部門、サービス企画・評価部門に対して、プロジェクト管理は次のような機能を提供します。

業務システム提供部門に対して、プロジェクト管理は以下の機能を提供します。

図3.6 プロジェクト管理画面の例

ポイント

  • プロジェクト単位に利用料金のクォータ(閾値)を設定することができます。
    利用料金がこのクォータを超過した場合、プロジェクト配下のリソース(業務システム、サービス)の追加操作などが制限されます。

  • プロジェクトを作成するためには、事前に費用負担元コードを作成し、組織に割り当てておく必要があります。