RMSが確実に動作するにはカーネルパラメタの設定が必要です。そのため、RMS のインストール時に、これらのカーネルパラメタが /etc/sysctl.conf に定義されていない場合、または、定義されている場合でも、設定値が以下に示す値を満たしていない場合は、以下に示す値を設定するよう /etc/sysctl.conf の定義が自動で更新されます。
カーネルパラメタ | 特性 | 値 | 備考(パラメタの意味) |
---|---|---|---|
kernel.msgmnb | 最大値 | 4194304 | メッセージキューのバイトサイズ |
kernel.msgmax | 最大値 | 16384 | メッセージのテキストの最大サイズ |
kernel.msgmni | 加算 | 8192 | システム全体のメッセージキューの最大数 |
注意
PRIMECLUSTERでは、プロセス間通信でメッセージキューを使用します。
RMS起動時、0x4d2から2076個を予約します。
アプリケーションでメッセージキューを使用する場合は、上記の範囲(0x4d2~0xcee)以外を使用してください。
RMS のインストール時に/etc/sysctl.conf のパラメタ定義が自動で追加/更新された場合であっても、他のソフトウェア製品や利用者アプリケーションで使用する値について確認し、必要に応じて定義値を修正してください。