PRIMECLUSTERのインストールには、インストールスクリプトを使用した方法があります。
CLI Installerとも呼ばれます。Linux(R)ソフトウェアと関連ソフトウェアが、すでにインストールされているシステムに対し、インストールスクリプトを使用してノード単位にPRIMECLUSTERのインストールを行う方法です。また、クラスタ管理サーバへのインストールを行う場合もこの方法で行います。
参照
インストール方法の詳細については、PRIMECLUSTERのインストールガイドを参照してください。
PRIMECLUSTERをインストールした後、RHEL6環境の場合は、kdump用の初期RAMディスク(initramfs)にCFおよびGDSのモジュールが組み込まれないようにするため、以下の設定を行ってください。
/etc/kdump.confのblacklistの設定に、CFのモジュール(cf, symsrv)およびGDSのモジュール(sfdsk, sfdsk_lib, sfdsklog, sfdsksys)を追加します。
例
/etc/kdump.confにblacklistの設定が記載されている場合
修正前:
blacklist kvm-intel
修正後(GDSがインストールされていない場合):
blacklist kvm-intel cf symsrv
修正後(GDSがインストールされている場合):
blacklist kvm-intel cf symsrv sfdsk sfdsk_lib sfdsklog sfdsksys
/etc/kdump.confにblacklistの設定が記載されていない場合
以下の行を追加します。
GDSがインストールされていない場合:
blacklist cf symsrv
GDSがインストールされている場合:
blacklist cf symsrv sfdsk sfdsk_lib sfdsklog sfdsksys
システムまたはkdumpのサービスを再起動します。
参照
kdumpの詳細については、OSのマニュアルを参照してください。
注意
PRIMERGYの物理環境において、PRIMECLUSTERは/etc/kdump.confのkdump_postを設定します。
kdump_postは/etc/kdump.conf内でひとつしか有効にならないため、PRIMECLUSTER以外では設定しないでください。
PRIMECLUSTERは、OS起動時に/etc/kdump.confに以下のような設定を追加します。
### poffinhibit configuration(automatically inserted) ### kdump_post /etc/poffinhibit/unlock.sh extra_modules poffinhibit_ipdv poffinhibit options poffinhibit_ipdv SmBiosAddrParam=0x0 ### poffinhibit configuration end ###