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Interstage Interaction Manager V10.1.2 解説書
FUJITSU Software

用語集

Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)

JavaScriptのXMLHttpRequestオブジェクトを利用して非同期にサーバと通信し、ページ全体を読み込まずにページの必要な部分だけを書き換えるWebアプリケーションの開発技術です。

Ajaxページエディタ

Ajaxフレームワークアプリケーションで利用する画面をGUIベースで編集するツールです。
EclipseおよびInterstage Studio ワークベンチのプラグインとして動作します。

Apcoordinator

Java(TM) 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)、およびJava(TM) Platform, Enterprise Edition(Java EE)に従ったアプリケーションを構築するためのフレームワークです。

Apcoordinator連携機能

Webブラウザ上のJavaScriptアプリケーションからApcoordinatorを利用する機能です。

Autopilot機能

ユーザーが業務システムで毎回行う操作を省略し、目的の画面をサービスとしてポータルに表示できる機能です。

DMZ

DeMilitarized Zone(非武装地帯)の略です。

インターネットに接続されたネットワークにおいて、ファイアーウォールによって外部ネットワーク(インターネット)からも、内部ネットワーク(イントラのネットワーク)からも隔離された区域のことです。

Eclipse

オープンソースとして公開されている統合開発環境(IDE)です。
Eclipseのプラグイン機能を使用することで、開発環境を拡張することが可能です。

Interaction Managerガジェット

ポータル機能が提供するOpenSocialガジェットで、リンク集を作成する場合や、認証が必要な業務システムやクラウドサービスを利用する場合に使用するガジェットです。管理コンソールを使用して定義するだけで作成できます。
Interaction Managerガジェットには、以下の2種類があります。

  • WebPageガジェット

  • Linksガジェット

Interaction Manager管理コンソール

ポータル構築時や運用保守で使用する管理コンソールです。管理コンソールと呼ぶ場合があります

Interaction Managerポータル

利用者が使用するポータル画面です。ポータルと呼ぶ場合があります。

Interstage

富士通の提供するアプリケーションサーバ製品のファミリー名です。

Interstage Studio

ガジェット開発、Autopilot開発、およびAjaxフレームワークアプリケーション(Ajaxフレームワークを利用したWebアプリケーション)を開発するときに利用する、コンポーネント指向のJava統合開発環境です。アプリケーションを効率的に開発するための各種デザインツール、開発支援ツール、コンポーネント部品が組み込まれています。

JSON(JavaScript Object Notation)

JavaScriptから派生した、データ交換を行うためのデータ記述形式の1つで、テキストベースのデータフォーマットです。

JSP(JavaServer Pages)

Javaによる動的Web画面です。JSPタグやJSPスクリプトレット記述により、サーバでの動作を記述します。

J2EE(Java 2 Enterprise Edition)

Sun Microsystems社のプログラミング言語“Java 2”の機能セットの1つで、企業の業務システムやElectronic Commerce(電子商取引)などで使われるサーバに必要な機能をまとめたものです。標準機能セットのJava 2 Standard Edition(J2SE)に、サーバ用のAPIや諸機能を付加したものといえます。

LDAP

Lightweight Directory Access Protocolの略です。

インターネット標準のディレクトリデータベースアクセス用プロトコルです。

Linksガジェット

ガジェット内に業務システムやクラウドサービスなどへのリンクだけをもつガジェットです。リンク先の業務システムやクラウドサービスに認証が必要な場合は、ポータル機能が代理でログインを行います。リンク先の業務システムやクラウドサービスを表示する際に、繰り返し実行される手番がある場合は、Autopilot機能が自動で実行します。

OpenSocialガジェット

ガジェット開発環境で作成したgadget.xml、またはOpenSocialガジェットの仕様に準拠したgadget.xmlを指定したガジェットです。

プロキシ、プロキシサーバ

クライアントからは、単なるアプリケーションと同じに見えるタイプのファイアーウォールの形式です。セキュリティ機能のほかに、データ(Webアクセス時のHTMLなど)のキャッシングや、レーティング(コンテンツの内容に応じたフィルタリング)などの機能をもっています。

SSL(Secure Sockets Layer)

Netscape Communications社が提唱した、インターネット上で情報をのぞき見されないようにするためのネットワークセキュリティ方式です。Webサーバへの接続時に、まず相手の認証や使用する暗号などを確認し、相互に認証したあとで送受信を行うという2階層になっています。

UI部品

クライアントで使用するAjaxフレームワークの部品群の総称です。UI部品には、以下の3種類があります。

  • 画面部品

  • 機能部品

  • 機能付加部品

Webアプリケーション

HTMLファイル、イメージファイル、サーブレット、JSPファイルなどのWebリソースと、Webアプリケーション環境定義ファイルから構築します。機能を、1つのWebアプリケーションのパッケージ単位として開発できます。

WebPageガジェット

URLで呼び出されるWeb画面を表示するガジェットです。Web画面を表示する際に認証が必要な場合は、ポータル機能が代理でログインを行います。Web画面を表示する際に、繰り返し実行される手番がある場合は、Autopilot機能が自動で実行します。

アクセスログ

利用者のログイン・ログアウトの状態が記録されます。また、外部のサービスへのアクセス状態も記録されます。

アダプタ

マッシュアップフレームワークに定義されているアダプタの管理と制御を行います。また、アダプタを呼び出すインターフェースを提供します。

イベント

画面上の操作に対して発生する通知のことです。ユーザーが画面部品に対して操作したときに発生するイベントと、画面そのものに対して操作したときに発生するイベント(グローバルイベント)の2種類があります。

イベントハンドリング機能

画面に対するイベントリスナを管理し、イベントの発生時に適切なユーザーロジックを呼び出す機能です。クライアントフレームワークの機能の1つです。

イベントログ機能

通信フレームワークのクライアント側のJavaScriptから、サーバ側のログを出力する機能です。

ガジェット

業務システム画面を統合するために、業務画面を小さなウィンドウで表示したものです。

カスタマイズ

利用者が所属するロールに応じて、ポータルの構成を定義、変更するための機能です。

画面部品

入力フィールド、チェックボックス、テーブルなど、画面に表示される機能を提供する部品です。

簡易SSO

ポータルからサービスに認証情報を送信することにより、サービスとのシングルサインオンを実現する機能です。ポータルとサービスが同一のLDAP認証サーバ(InterstageディレクトリサービスまたはActive Directory)を使用しており、サービスがフォーム認証で個人認証を行っている場合に利用することができます。

機能付加部品

入力フィールドへの入力時に文字列を補完するオートコンプリーション機能、フォーカス制御機能など、画面部品に対して機能を付加する部品です。

機能部品

データモデルを定義するなど、画面内部に機能をもつ部品です。

クライアント通信API

ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションから、Webサービスを呼び出す機能です。

クライアントフレームワーク

Webブラウザ上のJavaScriptで動作するAjaxフレームワークの機能です。クライアントフレームワークには、以下の4つの機能があります。

  • UI部品(画面部品、機能部品、機能付加部品)

  • モデルバインディング機能

  • イベントハンドリング機能

  • グローバルイベント制御機能

グループ

グループは、組織や役職、業務などの単位で、グループやユーザーを集めたものです。組織構造と一致した階層をもつグループや、組織を横断する階層をもたないグループを定義できます。

グループ管理者

所属するグループ配下のユーザー、グループ、ロールに対するグループ管理者の権限をもつユーザーです。各グループに1人以上存在します。

グローバルイベント

ファンクションキーを押した場合など、画面そのものに対して操作したときに発生するイベントのことです。

グローバルイベント制御機能

画面そのものに対して操作したときに発生するイベントを制御する機能です。F1~F12までのファンクションキーに対して、keydown、keypress、およびkeyupのイベントを検出することが可能です。クライアントフレームワークの機能の1つです。

サーブレット連携機能

ブラウザ上のJavaScriptアプリケーションから、サーブレットを利用する機能です。

システム管理者

システム管理者の権限をもつ、ポータルのユーザーです。システム管理者は、ユーザー、グループ、ロールを作成、削除、および更新することができます。また、ポータルに共通のガジェットを作成したり、共通のテーマを設定したりすることができます。ポータルに1人以上存在します。

実行ログ

ポータルの運用状態の履歴です。また、システム資源、プログラム資源へのアクセス履歴も記録されます。セキュリティに影響を与える利用者の操作をセットアップ管理者が追跡できる情報が記録されます。

証明書

暗号化サイト(SSL対応)に接続した場合、そのサイトが安全なサイトであることを利用者に確認させるためのものです。

シングルサインオン

インターネット上に複数存在するWebシステムへのアクセス認可を、一度のサインオン認証ですべて使用可能にする機能です。

スクレイピング

Webコンテンツの一部を切り出す技術です。

スクレイピング機能

各サービスから取得したデータのうち、実際に必要なデータだけを切り出す機能です。

セキュリティポリシー

ログインとユーザー情報に関する以下の制限のことです。

  • ログイン

    パスワード有効期間、ログイントライ可能回数、アカウントロック期間など

  • ユーザー情報

    ユーザー登録時に必要なID・パスワードの最小桁数、必須項目など

セットアップ管理者

ポータルのセットアップ直後から存在し、セットアップ直後に管理コンソールにログインできる唯一の管理者です。システムに関する設定など、管理コンソールのすべての機能を利用することができます。ポータルに1人だけ存在します。

代理ログイン

業務システムに対し、Interaction Managerポータルが利用者に代わってログイン処理を行う機能です。

通信フレームワーク

Webブラウザで動作するJavaScriptアプリケーションとJ2EEサーバ間の通信を支援するAjaxフレームワークの機能です。通信フレームワークには、以下の機能があります。

  • Apcoordinator連携機能

  • サーブレット連携機能

  • データ型変換機能

  • イベントログ機能

データ型変換機能

クライアントのJavaScriptとサーバのJava間での双方向オブジェクト変換機能です。通信フレームワークでは、メソッド実行前後に、データ型変換機能を利用してオブジェクト変換を行います。

認証サーバ

ログイン認証を行うサーバのことです。ポータル機能が標準で提供する認証のほかにLDAPサーバ(Interstageディレクトリサービスなど)を利用することもできます。

パーソナライズ

利用者の業務スタイルに合わせて、ポータルの構成を定義、変更するための機能です。

パーソナライズポリシー

ポータルのパーソナライズの可否、パーソナライズ可能な範囲に関する制限です。

ビジネスロジック

アプリケーションが実現する業務処理そのものをビジネスロジックと呼びます。

非同期通信

送信側と受信側とでデータ送出のタイミングを合わせる必要がなく、任意のタイミングでデータを送信する通信方式です。

フォーム認証

HTTPプロトコルレベルの認証方式です。利用者から見ると、そのページをアクセスする際、ログインID/パスワードの入力にユーザー固有のフォーム認証ダイアログボックスが表示されるものがフォーム認証です。

ポータル

複数の箇所に点在するさまざまな情報にアクセスするための入り口(ポータル)を意味します。Interaction Managerポータルをポータルと呼ぶ場合があります。

ポータル機能

Interstage Interaction Managerが提供している機能で、代理ログインなどのシングルサインオン、ロールによるアクセス制御、既存システムやクラウドサービスを簡単に組み合わせた企業向けポータルを構築できる機能です。

マッシュアップ

複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合させて新しいサービスを形作ることです。

マッシュアップ定義ファイル

マッシュアップフレームワークの動作環境を設定するXML形式のファイルです。

マッシュアップフレームワーク

WebブラウザとWebサービスの通信を中継するAjaxフレームワークの機能です。複数のWebサービスを組み合わせたWebアプリケーションの作成が可能となります。
マッシュアップフレームワークには、以下の機能があります。

  • クライアント通信API

  • マッシュアッププロキシ

  • アダプタ

マッシュアッププロキシ

クライアント通信APIからの呼び出しに応じて、様々なWebサービスから情報を取得する機能です。
マッシュアッププロキシでは、Webサービスを呼び出すために以下の機能を提供します。

  • サービス管理機能

  • サービス認証機能

  • データ形式変換機能

  • セキュリティ機能

  • アクセスログ機能

マルチテナント

1つのWebサーバ上に複数のポータルシステムを構築できる機能です。

モデルバインディング機能

画面部品から入力されたデータをモデルオブジェクトに反映したり、モデルオブジェクト内のデータが更新されたときに画面部品に値を反映したりする機能です。クライアントフレームワークの機能の1つです。

ユーザー認証

ユーザーを、ユーザーID/パスワードや証明書により判定し確認する処理です。

リポジトリ

利用者の詳細情報、ロールやサービスの管理情報などを格納するデータベースです。

ロール

ある役割や権限に従って、ポータルを利用するグループやユーザーを集めたものです。役割や権限に従って、ポータルに表示するメニュー(タブ/ガジェット含む)をロール管理者が定義します。メニューなどを定義したものをロールと呼ぶ場合があります。

ロール管理者

所属するロールに対するロール管理者の権限をもつユーザーです。
ロール単位のポータルをカスタマイズすることができます。各ロールに1人以上存在します。