本製品を仮想環境上で運用する場合の留意事項を説明します。
管理サーバ
管理サーバは、以下の仮想環境での運用に対応しています。
VMware vSphere 4の ESX 4.0/4.1、ESXi 4.1
VMware vSphere 5の ESXi 5.0/5.1/5.5
VMware vSphere 6の ESXi 6.0
Hyper-V
Linux仮想マシン機能
注意
すべての仮想環境に共通の事項
問題発生時は、物理環境(仮想環境なし)での再現を前提にサポートを実施します。このため、物理環境上で問題の再現をお願いすることがあります。
管理サーバでは、クローニングを利用できません。
VMwareに関する事項
VMwareのvMotionは、管理対象サーバに対して通信処理(ディスカバリ/パラメーター設定/パッチ配布適用)を行っていない場合のみ使用できます。
運用中(ディスカバリ/パラメーター設定/パッチ配布適用)にVMwareのHAにより切り替えが発生した場合は、切替え後に再実行する必要がある場合があります。
VMwareのDRによる切り替え時は、最終複製作成時点と災害発生時点の間に操作した状態(ディスカバリ/定義/運用情報)は、最終複製作成時点まで戻ります。また、ホスト名/IPアドレスを引き継がない場合は動作できません。
Hyper-Vに関する事項
Hyper-Vのライブマイグレーションおよびクイックマイグレーションは、管理対象サーバに対して通信処理(ディスカバリ/パラメーター設定/パッチ配布適用)を行っていない場合のみ使用できます。
Hyper-Vのレプリカ機能による切り替え時は、最終複製作成時点と災害発生時点の間に操作した状態(ディスカバリ/定義/運用情報)は、最終複製作成時点まで戻ります。また、ホスト名/IPアドレスを引き継がない場合は動作できません。
Hyper-Vのインポート/エクスポート機能は、ホスト名/IPアドレスを引き継がない場合は動作できません。
Hyper-Vのフェールオーバー機能により、運用中(ディスカバリ/パラメーター設定/パッチ配布適用)に切り替えが発生した場合は、切替え後に再実行する必要がある場合があります。