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Interstage Interaction Manager V10.1.2 導入ガイド
FUJITSU Software

付録D サイレントインストール

本章では、サイレントインストールについて説明します。
サイレントインストール機能を利用して、インストール時に必要な情報を応答ファイルに出力しておき、その応答ファイルをインストーラのパラメーターとして入力することで、対話形式の情報入力を一切行わずインストールすることができます。

注意

  • ターミナルサービスのインストールモードへの変更について

    ターミナルサービスが実行モードの状態の場合は、インストールモードに変更する必要があります。本サーバパッケージをインストールする前に、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスをインストールモードに変更してください。

    CHANGE USER /INSTALL

    また、本サーバパッケージのサイレントインストール完了後、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスを実行モードに変更してください。

    CHANGE USER /EXECUTE

サイレントインストールの手順

以下の手順でインストールしてください。

  1. インストールパラメーターファイルの作成

    CD-ROM上のインストールパラメーターファイルのテンプレートファイルを作業用フォルダにコピーします。

    > copy <CD-ROM>\Manager1\iim_silent.csv c:\tmp

    コピーしたインストールパラメーターファイルのiim_silent.csvをエディタで以下のようにインストール先を指定して保存します。

    以下の例のように“INTS_IM_S_IIM_Install_Path_Program”のキーにインストール先を指定してください。

    INTS_IM_S_IIM_Install_Path_Program,C:\\InteractionManager
  2. サイレントインストールの実行

    CD-ROM上のフォルダに移動し、以下のコマンドを実行してください。

    > cd <CD-ROM>\Manager1
    > setup.bat -s "c:\tmp\iim_silent.csv"

    正常にインストールされると、「インストールに成功しました。」と表示されます。

    インストールに失敗した場合は、画面に表示されるメッセージおよび、以下のコマンドを実行して表示される復帰値を確認してエラー原因を取り除いてください。

  3. エラーが発生した場合

    インストールに失敗した場合は、画面に表示されるメッセージ、およびサイレントインストールを実行したターミナルで以下のコマンドを実行して表示される復帰値を確認してエラー原因を取り除いてください。

    > echo %ERRORLEVEL%

    以下に復帰値の意味を記載します。

    意味

    0

    正常終了

    21

    異常終了:CSVファイルが存在しない
    指定されたCSVファイルが存在しない場合

    22

    異常終了:CSVファイルが不正
    指定されたCSVファイルに誤りがある場合

    32

    異常終了:その他

    33

    異常終了:パラメーターチェックエラー
    コマンドラインの引数のエラー

    34

    異常終了:CIR関連エラー
    二重起動など

    35

    異常終了:不整合なインストールがあるためインストールを実施できない

    36

    サイレントインストール中のエラー:
    入力値が正しくない、または前提条件が合わないなどインストール処理を続行できなくなった、またはインストール中にエラーが発生した。
    例)

    • Interaction Managerがすでにインストールされている場合

    • Application Serverがインストールされていて、かつフレームワークがインストールされていない場合

    • フレームワークがインストールされている状態でApcoordinatorをインストールしようとした場合

    41

    異常終了:CSVファイルに記述されたインストール先のパスに誤りがあります。

    注意

    画面に表示されるメッセージの詳細は、「B.1 FJSVcirが出力するエラーメッセージ」を参照してください。