本サーバパッケージをインストールする前に、必ず以下の作業を行ってください。
関連ソフトウェアのインストール
ポータル機能を使用する場合、あらかじめ以下のソフトウェアをインストールしておいてください。
ポータル機能では、Interaction Managerポータルに必要なアカウント情報をはじめとした各管理情報を格納するためのリポジトリとしてRDBを利用します。
以下のいずれかのRDBMS製品をインストールしてください。
Symfoware Server
Oracle Database
RDBMS製品のインストールの詳細については、RDBMS製品のマニュアルを参照してください。
認証サーバには以下のいずれかが必要です。
Application Serverに同梱されているLDAP機能
Active Directory(Windows Server 2008、Windows Server 2012)
Application Serverに同梱されているInterstage シングル・サインオン
LDAPシステムのインストール、および利用者の登録が必要です。詳細は、お使いのLDAP製品のマニュアルを参照してください。
また、Interstage シングル・サインオンを利用する場合は、Interstage シングル・サインオン認証基盤の構築、および利用者の登録が必要です。さらに、Interaction Managerポータルを業務サーバとして登録する際に、パス定義の追加/変更および業務サーバの設定が必要です。詳細は、「付録F Interstage シングル・サインオンについて」の「Interstage シングル・サインオンの設定」を参照してください。
必須ソフトウェアのインストール
あらかじめアプリケーションサーバをインストールしておいてください。
Application Serverインストール時に必要な機能については、「3.6 必要な機能」を参照してください。
Application Serverの「フレームワーク」の確認
インストール環境にApplication Serverがインストールされている場合は、Application Serverの「フレームワーク」がインストールされていることを確認してください。
本サーバパッケージをインストールする前にApplication Serverの「フレームワーク」がインストールされている必要があります。詳細については、Application Serverの「インストールガイド」を参照してください。
Application Serverに「フレームワーク」がインストールされていない場合、本サーバパッケージのインストールを実施すると、以下のエラーメッセージが表示され、本サーバパッケージはインストールできません。
「Interstage Application Serverのフレームワークがインストールされていません。
Interstage Application Serverのインストーラでフレームワークをインストールしてください。」
注意
Application Serverでは、標準インストールでフレームワークがインストールされません。フレームワークがインストールされていない場合は、カスタムインストールによりフレームワークをインストールしてください。
空きディスクの確認
本サーバパッケージのインストールに必要となる空きディスクがあることを確認してください。ディスク容量については、「3.7 インストール時に必要なディスク容量」を参照してください。
空きディスクが不足している場合は、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。
すべてのアプリケーションを終了させてください。
インストールする際に、本サーバパッケージが利用する資源を使用しているとインストール作業に失敗する場合があります。
Application Serverがインストールされていない場合、本サーバパッケージに同梱されているApcoordinatorをインストールして、システムの環境変数UJI_HOME変数にパスを設定します。不要なパスが設定されている場合は、削除してください。なお、システム環境変数の有効長を超える場合は、パスは設定されません。
Windowsの8.3形式(ショートネーム)のパス生成が無効であるとき
以下の手順で8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効であるかを確認し、無効である場合は、有効となるように変更してからサーバパッケージをインストールください。
以下のコマンドを実行し、disable8dot3に表示される値を確認します。
コマンド実行例
C:\> fsutil behavior query disable8dot3 disable8dot3 = 0
disable8dot3の値:0 有効、1 無効、2 ボリューム単位
1の結果が「1(無効)」および「2(ボリューム単位)」の場合は、以下のコマンドを実行します。
「1(無効)」の場合
以下のように「0(有効)」を設定して、コンピュータを再起動します。
C:\> fsutil behavior set disable8dot3 0
「2(ボリューム単位)」の場合 (Windows Server 2008 R2、またはWindows Server 2012の場合)
ボリューム単位でショートネームのパス形式の有効・無効を設定できるので、以下のように本サーバパッケージをインストールするドライブのボリューム(例 c:)を指定してください。
コマンド実行例
C:\> fsutil behavior query disable8dot3 c: Disable8dot3 のボリュームの状態は 0 です (8dot3 名の作成は有効です)。 NtfsDisable8dot3NameCreation のレジストリの状態は既定値の 2 です (ボリューム単位で設定します)。 上の 2 つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は c: で有効です。
disable8dot3に「1(無効)」が設定されている場合は、以下のように「0(有効)」を設定して、コンピュータを再起動します。
C:\> fsutil behavior set disable8dot3 c: 0
ターミナルサービスのインストールモードへの変更について
ターミナルサービスが実行モードの状態の場合は、インストールモードに変更する必要があります。本サーバパッケージをインストールする前に、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスをインストールモードに変更してください。
CHANGE USER /INSTALL
また、本サーバパッケージのインストール完了後は、必ず実行モードに変更してください。実行モードへの変更については、「4.3 インストール後の作業」の「ターミナルサービスの実行モードへの変更について」を参照してください。