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Systemwalker Software Configuration Manager パラメーターリファレンス
FUJITSU Software

1.5.4 出力メッセージ

1.5.4.1 パラメーター設定の出力メッセージ

パラメーターの設定値や、サービスの状態によっては、設定スクリプトの復帰値に関係なく、指定したパラメーターが正しく設定されない場合があります。Systemwalker Software Configuration Manager のログファイルに出力されたエラーメッセージを確認し、Interstage Application Server/Interstage Business Application Serverのメッセージ集の記載内容に従って対処してください。

Webサーバの環境定義ファイルを配備、または、ホスト名、IPアドレスのパラメーターを設定するために必要なコマンドを複写した場合

複写したコマンドから出力されるメッセージについてに以下に記載します。その他のコマンドのメッセージについては、『Interstage Application Server/Interstage Web Server メッセージ集』を参照してください。

IS: ERROR: is31801: Making the directory was failed(path=%s)

[可変情報]

%s:ディレクトリパス

[意味]

ディレクトリの作成に失敗しました。

[処理]

処理を中止します

[ユーザーの対処]

可変情報に指定されたパスについて以下の対処を実施してください。

  • ファイルとして存在する場合は、ファイルを削除してから再度実行してください。

  • 上位ディレクトリに書き込み権限が付加されているか確認し、再度実行してください。

IS: ERROR: is31802: Required command argument is missing

[意味]

引数が不足しています。

[処理]

処理を中止します。

[ユーザーの対処]

コマンド実行時に指定した引数を確認したあと、再度実行してください。

IS: ERROR: is31803: Command argument was invalid (%s)

[可変情報]

%s:指定した引数

[意味]

引数に誤りがあります。

[処理]

処理を中止します。

[ユーザーの対処]

コマンド実行時に誤った引数が指定されました。引数を確認したあと、再度実行してください。

また、前後にメッセージが出力されている場合は、そのメッセージの対処を行ってください。

IS: ERROR: is31804: There was not authority

[意味]

実行する権限がありません。

[処理]

処理を中止します。

[ユーザーの対処]

直前に行ったオペレーションに対する権限がありません。管理者ユーザーで実行してください。

また、ソフトウェアパラメーター設定機能の利用時に出力された場合は、前後に出力されているメッセージ対処を行ってください。

IS: INFO: is31805: %s has been started

[可変情報]

%s:コマンド名

[意味]

%sのコマンド処理を開始しました。

IS: INFO: is31806: %s has been finished normally

[可変情報]

%s:コマンド名

[意味]

%sのコマンド処理は正常終了しました。

IS: ERROR: is31807: An Error has occurred while processing %s

[可変情報]

%s:コマンド名

[意味]

%sのコマンド処理中にエラーが発生しました。

[処理]

%sのコマンド処理を中止します。

[ユーザーの対処]

本エラーメッセージの前に出力されたエラーの原因を取り除いて、再度処理を実行してください。

改善されない場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取したあと、技術員に連絡してください。

IS: INFO: is31808: [%s] is started

[可変情報]

%s:サービス名

[意味]

%sに対する処理を開始しました。

サービス名

サービス資源名

ISCOM

Interstageセットアップ資産

OD

CORBAサービス資産

ISJEE

Java EE共通資産

IS: INFO: is31809: [%s] was successful

[可変情報]

%s:サービス名

[意味]

%sに対する処理は正常に完了しました。

IS: ERROR: is31810: [%s] was failed

[可変情報]

%s:サービス名

[意味]

%sの処理は失敗しました。

[処理]

連携スクリプトの処理を中止します。

[ユーザーの対処]

『Interstage Application Server/Interstage Business Application Server 運用ガイド(基本編)』の「バックアップ/リストア」を参照し、本エラーメッセージの前に出力されたエラーメッセージおよびシステムログのメッセージの対処を行ってください。

IS: ERROR: is31811: A system error occurred(%s)

[可変情報]

%s:詳細情報

[意味]

システムエラーが発生しました。

[処理]

処理を中止します。

[ユーザーの対処]

以下の詳細情報に応じた対処を行ってください。

本エラーメッセージの前にエラーメッセージが出力されている場合は、その内容も合わせて確認してください。

以下に該当しない詳細情報の場合、iscollectinfoコマンドを使用した調査情報と下記ディレクトリ配下のすべてのファイルを採取したあと、技術員に連絡してください。

  • 設定対象のサーバがWindowsの場合

    %IS_HOME%\var\clone\log

    (%IS_HOME%はInterstageのインストールディレクトリ)

  • 設定対象のサーバがLinuxの場合

    /opt/FJSVisas/var/clone/log

    詳細情報

    対処

    Environment variable IS_HOME is not set

    Interstage Application Serverがインストールされていない環境でコマンドを実行した可能性があります。

    環境を確認してください。

    コマンド名:cannot execute on this environment

    コマンド名:isgethostinfo または issethostinfo

    管理サーバ機能をインストールした環境でコマンドが実行された可能性があります。

    環境のサーバタイプを確認してください。

    コマンドは以下のサーバタイプでは使用できません。

    • 管理サーバ機能

    • Web Package機能

    Directory does not exist(path={0})

    path:ホスト名、IPアドレス変更前の処理に必要な資材が格納されたディレクトリバス

    ホスト名、IPアドレス変更前の処理でisgethostinfoが実行されていない可能性があります。

    パラメータ設定前の手順、ホスト名、IPアドレスを設定する場合の手順を確認してください。

IS: ERROR: is31812: Other process is also executing %s

[可変情報]

%s:コマンド名

[意味]

ほかのプロセスが同じコマンドを実行中です。

[処理]

処理を中止します。

[ユーザーの対処]

ほかのプロセスが終了したあと、必要に応じて再度処理を実行してください。

しばらく待ってもメッセージが繰り返し出力される場合は、コマンドの多重実行を防止するための制御ファイルが残存している可能性があります。

以下の制御ファイルがある場合は、削除してから再度処理を実行してください。

なお、ほかのプロセスが実行中の場合は削除できません。

  • 設定対象のサーバがWindowsの場合

    %IS_HOME%\var\[コマンド名].lck

    (%IS_HOME%はInterstageのインストールディレクトリ)

  • 設定対象のサーバがLinuxの場合

    /opt/FJSVisas/var/[コマンド名].lck

1.5.4.2 パラメーター収集の出力メッセージ

パラメーター収集では、正常終了の場合、復帰値は「0」が設定されます。エラーにより異常終了した場合は、復帰値に0以外の値を設定し、以下のメッセージを出力します。

復帰値

メッセージ

原因/対処

0

(正常終了)

20

usage: discover -dir <output file path>

コマンド引数の指定に誤りがあります。

21

ERROR: Output directory does not exist.

出力ディレクトリが存在しません。

22

ERROR: Failed to write the output file.

出力ファイルの書き込みに失敗しました。

出力ディレクトリのアクセス権を確認してください。

23

ERROR: Supported Interstage Application Server version not found.

InterstageのサポートVL、Editionまたは必須パッケージがインストールされていません。

30

ERROR: System error occurred.

システムエラーが発生しました。

以下を確認してください。

  • 必要なサービスが起動されていない

  • 出力先に指定したディレクトリの空き容量が不足

上記以外の場合は、出力されたエラーログを参照してください。

また、サービスの状態によっては、収集スクリプトの復帰値に関係なく、すべてのパラメーターが正しく収集されない場合があります。動作条件に記載のサービスの状態を確認してください。また、Systemwalker Software Configuration Manager のログファイルに出力されたエラーメッセージを確認し、Interstage Application Server/Interstage Business Application Serverのメッセージ集の記載内容に従って対処してください。