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Systemwalker Software Configuration Manager 開発ガイド
FUJITSU Software

6.5.2 パラメーター情報ファイル

ファイル名

任意

使用用途

ソフトウェアのパラメーターに設定する値を記述したCSV形式とXML形式のファイルです。ソフトウェアに値を設定できるパラメーターは、パラメーター設定定義で定義したパラメーターになります。

パラメーター情報の詳細については、『運用ガイド』の「パラメーター値の設定」を参照してください。

ファイル形式(CSV)

CSV形式のパラメーター情報ファイルは、以下の形式となっています。

この情報を参考にして、必要に応じてパラメーター情報を修正してください。

行の目的

行/列

1列目

2列目

3列目

4列目

ヘッダー

1行目

#Parameters

Key

Value

Status

名前

2行目

parameterInfo

name

[パラメーター情報の名前]

説明

3行目

parameterInfo

description

[パラメーター情報の説明]

パラメーター

4行目

parameters

[パラメーターのキー]

[パラメーターの値]

[パラメーターの状態]

・・・

5行目・・・

parameters

・・・

・・・

・・・

行の説明

行の説明および設定内容について示します。

行の目的

説明

必須

設定内容

ヘッダー

1行目の先頭に#がある場合は、CSVのヘッダーが指定されたと判定します。

先頭の#以外は、任意の内容が指定できます。ヘッダーを指定しない場合は、行を省略します。

名前

パラメーター情報の名前を指定する行になります。

説明

パラメーター情報の説明を指定する行になります。

パラメーター情報の説明を指定しない場合は、行を省略します。

パラメーター

パラメーターのキーと値を指定する行になります。

パラメーターのキーを指定したい数と、同じ数の行を追加します。パラメーターのキーを1つも指定しない場合は、行を省略します。

必須欄の記号は、以下を意味しています。

○:必ず行を指定してください。

△:行は省略可能です。

項目の説明

項目名の説明および設定内容について示します。

項目名の[ ]は、行単位に省略可能な項目名であることを示しています。また、すべてのパラメーターの状態を省略する場合は、4列目を省略してください。

項目名

設定範囲

説明

必須

設定内容

パラメーター情報の名前

string

256文字以内

パラメーター情報の名前を指定します。

[ パラメーター情報の説明 ]

string

256文字以内

パラメーター情報の説明を指定します。

パラメーターのキー

string

boolean型、number型、string型合
1~256Bytes

string array型、map型
1~514Bytes

パラメーターのキーを指定します。string array型の場合は、インデックスも指定します。map型の場合は、サブキーも指定します。

パラメーター設定定義に含まれるkeyだけが指定可能です。

string array型のインデックスやmap型のサブキーは、[ ] (角括弧)で囲います。string array型のインデックスは「1」から開始します。

「パラメーターリファレンス」のパラメーター設定定義を使用する場合は、そのパラメーターのキーを指定します。

パラメーターの値

string

4096文字以内

パラメーターの値を指定します。

値は、パラメーター設定定義の制約に依存します。値の詳細については、『運用ガイド』の「事前定義のパラメーター」を参照してください。

パラメーターの状態

string

32文字以内

パラメーターの値を指定します。

パラメーターを設定するか、設定しないかの状態を指定します。状態は以下の値が設定できます。

  • 値を設定する: set

  • 値を設定しない: 空文字、notset

必須欄の記号は、以下を意味しています。

○:必ず値を指定してください。

△:値は省略可能です。

キーと値の記述方法

キーと値の記述方法を、以下の表に示します。

パラメーター

記述方法

値の特徴

キー

boolean

値の指定あり

キー

number

値の指定あり

キー

string

値の指定あり

キー

空文字

キー

空文字

string array

値の指定あり
(要素が1個以上)

キー[インデックス]

空文字
(要素が1個以上)

キー[インデックス]

空文字

要素が0個

キー

空文字

map

値の指定あり
(エントリーが1個以上)

キー[サブキー]

空文字
(エントリーが1個以上)

キー[サブキー]

空文字

エントリーが0個

キー

空文字

使用例(CSV)

#Parameters,Key,Value,Status
parameterInfo,name,Parameter Info,
parameterInfo,description,Parameter Info,
parameters,key.isParameter,true,set
parameters,key.number,100,set
parameters,key.parameter,parameter,set
parameters,key.parameter.list[1],first,set
parameters,key.parameter.list[2],second,set
parameters,key.parameter.list[subkey.right],right,set
parameters,key.parameter.list[subkey.left],left,set

ファイル形式(XML)

XML形式のパラメーター情報ファイルは、以下の形式となっています。

この情報を参考にして、必要に応じてパラメーター情報を修正してください。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<parameterInfo version="3.0">
	<name>[パラメーター情報の名前]</name>
	<description>[説明]</description>
	<parameters>
		<parameter>
			<key>[パラメーターのキー]</key>
			<value>[パラメーターの値(boolean、number、stringの場合)]</value>
			<array>[パラメーターの値(string arrayの場合)]
				<element>[配列の値]</element> 
				…
			</array>
			<map>[パラメーターの値(mapの場合)]
				<entry>
					<subkey>[マップのサブキー]</subkey>
					<value>[マップの値]</value> 
				</entry>
				…
			</map>
		</parameter>
		…
	</parameters>
</parameterInfo>

以下にそれぞれの項目 (タグ) の説明および設定内容について示します。

タグ名の[ ]は、省略可能なタグであることを示しています。

タグ名

設定範囲

説明

必須

設定内容

name

string
UTF-8

256文字以内

パラメーター情報の名前を指定します。

[ description ]

string
UTF-8

256文字以内

パラメーター情報の説明を指定します。

parameters

ソフトウェアに設定する複数のパラメーターを指定します。

×

[ parameter ]

0個以上

ソフトウェアに設定するパラメーターをキーと値で指定します。

×

key

string
ASCII

1~256Bytes

パラメーターのキーを指定します。

パラメーター設定定義に含まれるkeyだけが指定可能です。

「パラメーターリファレンス」のパラメーター設定定義を使用する場合は、そのパラメーターのキーを指定します。

[ value ]

string
UTF-8

4096文字以内

パラメーターの値を指定します。

型がboolean、number、stringの場合は、valueタグを使用して値を指定します。valueタグ、arrayタグおよびmapタグは、1つを指定する必要はありますが、同時に複数を指定できません。

値は、パラメーター設定定義の制約に依存します。値の詳細については、『運用ガイド』の「事前定義のパラメーター」を参照してください。

[ array ]

パラメーターの値を指定します。

型がstring arrayの場合は、arrayタグを使用して値を指定します。valueタグ、 arrayタグおよびmapタグは、1つを指定する必要はありますが、同時に複数を指定できません。

×

配列の要素は、elementタグで指定します。0個の配列は、elementタグを指定しません。

[ element ]

string
UTF-8

4096文字以内

パラメーターの値の型が配列の場合に、配列の要素を指定します。

配列の要素を文字列で指定します。空文字の指定も可能です。

[ map ]

パラメーターの値を指定します。

型がmapの場合は、mapタグを使用して値を指定します。valueタグ、arrayタグおよびmapタグは、1つを指定する必要はありますが、同時に複数を指定できません。

×

mapのエントリーは、entryタグで指定します。0個のマップは、entryタグを指定しません。

[ entry ]

パラメーターの値の型がマップの場合に、1つのキーと値の組にentryタグを使用して値を指定します。

×

キーと値を、keyタグとvalueタグで指定します。

subkey

string
ASCII

1~256Bytes

パラメーターの値の型がマップの場合に、サブキーを指定します。

使用可能文字は英数字、「.」、「_」および「-」です。

ただし、先頭は英字だけです。

value

string
UTF-8

4096文字以内

パラメーターの値の型がマップの場合に、値を指定します。

マップの値を文字列で指定します。空文字の指定も可能です。

必須欄の記号は、以下を意味しています。

○:タグを指定した場合は、必ず値を指定してください。

△:値は省略可能です。

×:値の設定は不要です。タグだけの指定です。

使用例(XML)

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<parameterInfo version="3.0">
	<name>Parameter Info</name>
	<description>Parameter Info</description>
	<parameters>
		<parameter>
			<key>key.isParameter</key>
			<value>true</value>
		</parameter>
		<parameter>
			<key>key.number</key>
			<value>100</value>
		</parameter>
		<parameter>
			<key>key.parameter</key>
			<value>parameter</value>
		</parameter>
		<parameter>
			<key>key.parameter.list</key>
			<array>
				<element>first</element>
				<element>second</element>
			</array>
		</parameter>
		<parameter>
			<key>key.parameters</key>
			<map>
				<entry>
					<subkey>subkey.right</subkey>
					<value>right</value>
				</entry>
				<entry>
					<subkey>subkey.left</subkey>
					<value>left</value>
				</entry>
			</map>
		</parameter>
	</parameters>
</parameterInfo>