ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Software Configuration Manager 開発ガイド
FUJITSU Software

4.2.3 パッケージファイル

パッケージファイルとは、1つ以上のファイルをZIP形式で圧縮したファイルです。このファイルは、パラメーター収集スクリプトをパラメーター収集定義に関連付けるために使用します。また、このファイルは、サーバに転送されてから、サーバ上で解凍されます。また、パラメーター収集スクリプトのディスカバリスクリプトが出力した添付ファイルを、管理サーバで保管するためにも使用します。

パラメーター収集定義に関連付けるパッケージファイルを、スクリプトパッケージと呼びます。パラメーター収集スクリプトのディスカバリスクリプトが出力した添付ファイルをZIP形式で圧縮したファイルを、パラメーターパッケージと呼びます。それぞれのパッケージファイルの中に含まれるパラメーター収集スクリプトは異なります。この説明を以下に示します。

スクリプトパッケージ

スクリプトパッケージは、ディスカバリスクリプトと添付ファイルが含まれるZIPファイルです。このZIPファイルは、以下の構造で格納する必要があります。ディスカバリスクリプトは、必ずZIPファイルのルートに格納してください。添付ファイルは、ディレクトリを含んでもかまいません。

<ZIPファイルのルート>
+ ディスカバリスクリプト(discover.cmd、discover.sh)
+ 添付ファイル

パラメーターパッケージ

パラメーターパッケージは、添付ファイルが含まれるZIPファイルです。このZIPファイルは、以下の構造で格納されます。添付ファイルにディレクトリを含んでいる場合は、ディレクトリも含まれます。

<ZIPファイルのルート>
+ 添付ファイル

パラメーター収集スクリプトの実行イメージ

スクリプトパッケージはサーバに転送されて、サーバ上で解凍されます。パラメーター収集スクリプトは、サーバ上のワークディレクトリに、以下の構造で格納されます。そして、ディスカバリスクリプトが格納されているディレクトリをカレントディレクトリとして、ディスカバリスクリプトが実行されます。

<ワークディレクトリ>
+ <ソフトウェアID>
 + ディスカバリスクリプト(discover.cmd、discover.sh)
 + スクリプトパッケージの添付ファイル

各ディレクトリの説明を以下に示します。

ディスカバリスクリプトは、出力ディレクトリに以下の形式で、パラメーターの情報を出力します。収集したパラメーターの添付ファイルが、パラメーターパッケージに含まれることになります。

+ <出力のディレクトリ>
  + 収集したパラメーターのパラメーター情報XMLファイル(parameterinfo.xml)
  + 収集したパラメーターの添付ファイル

注意

  • パッケージファイル

    • ディスカバリスクリプトの格納位置

      ディスカバリスクリプトは、ディレクトリの配下ではなく、ZIPファイルのルートに格納してください。

      ディスカバリスクリプトをディレクトリの配下に格納すると、このスクリプトが実行できません。

    • 日本語名のファイルは禁止

      日本語名のファイルを含めることはできません。

    • ファイルの削除

      サーバに転送したファイルは、スクリプトを実行したあとに削除されます。