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Systemwalker Software Configuration Manager 操作ガイド
FUJITSU Software

4.4.2 ビューの作成

ビュー作成の流れを説明します。

4.4.2.1 ビュー情報の定義

ビュー情報を決定します。以下の情報を指定してください。

項目

説明

名前

ビューの名前です。85文字以内の文字列を指定してください。名前は省略できません。

4.4.2.2 範囲の定義

範囲の定義について説明します。

範囲をツリー構造で指定します。ツリー構造の階層ごとに以下の情報を指定してください。階層は1から5階層まで定義することができます。

項目

説明

階層番号

階層の順番です。最上位の階層を1とし、上から順に連番で番号が割り振られます。

CI名

階層に表示するCIの名前です。階層に表示されるCIを説明する文字列を85文字以内で指定してください。CI名は省略できません。

表示するCI

階層に表示するCIです。

条件

表示するCIを絞り込む場合、条件を指定します。

ラベルに使用する属性

CIのラベルとして使用する属性です。指定した属性の値が、ツリー構造で各CIのラベルとして表示されます。

4.4.2.2.1 表示するCI

表示するCIを以下から選択します。

4.4.2.2.2 条件

表示するCIを絞り込むため、属性の条件を指定します。条件は以下の論理式で指定します。論理式が真となる属性のCIが表示されます。属性、比較演算子、および、キーワードに指定できる値について以下で説明します。

属性 比較演算子 キーワード
属性

CIのCI種別ごとに指定できる属性が異なります。詳細は、『リファレンスガイド』の「CIリファレンス」を参照してください。

比較演算子

比較演算子とキーワードの組み合わせにより以下の条件が指定できます。

キーワード

比較演算子

意味

文字列

==

属性の値とキーワードで指定した文字列が同じであれば真となります。

!==

属性の値にキーワードで指定した文字列が同じでなければ真となります。

<、<=、>、>=

属性の値と文字列をUnicodeのコードポイントで大小比較します。比較は、文字列の左から順番に行われます。

数値

=

属性の値中の数値とキーワードで指定した数値が同じであれば真となります。属性の値中の数値は、属性の値の中で最初に見つかった数値です。

!=

属性の値中の数値とキーワードで指定した数値が同じでなければ真となります。属性の値中の数値は、属性の値の中で最初に見つかった数値です。

<、<=、>、>=

属性の値中の数値とキーワードで指定した数値を大小比較します。属性の値中の数値は、属性の値の中で最初に見つかった数値です。

パターン

=

属性の値がキーワードで指定したパターンに一致する場合、真となります。

!=

属性の値にキーワードで指定したパターンに一致しない場合、真となります。

キーワード

注意

エスケープ文字について

文字列に、以下の文字を指定する場合、前に"\"を付けてエスケープしてください。

" $ & ' ( ) * + , - . ? [ \ ] ^ { | } ~

ポイント

複数キーワード

1つの属性に対して複数の条件を指定する場合、キーワードを複数指定します。2つ目以降のキーワードを指定する際に、前のキーワードとの関係を以下の記号で指定してください。

記号

意味

|

前後それぞれのキーワードと比較演算子の条件の結果が、片方が真の場合、真です。

&

前後それぞれのキーワードと比較演算子の条件の結果が、両方とも真の場合、真です。

指定例)属性の値に"Windows"または"Linux"を含む場合、真となります。

比較演算子

キーワード

=

Windows|Linux


論理演算子

1つの条件では、1つの属性の条件しか指定できません。複数の属性の条件を指定するには、条件を複数指定する必要があります。2つ目以降の条件を指定する際に、前の条件との関係を以下の論理演算子で指定してください。ANDとORが混在している場合、ANDが優先されます。

論理演算子

意味

AND

両方の条件が真のとき真となります。どちらか一方の条件が偽のときは偽となります。

OR

両方の条件が偽のとき偽となります。どちらか一方の条件が真のときは真となります。

指定例を以下に示します。条件1、条件2と条件3がすべて真の場合、または、条件4が真の場合、真となります。

条件1 AND 条件2 AND 条件3 OR 条件4

4.4.2.3 表示方法の定義

表示方法の定義について説明します。

カラムごとに以下の情報を指定してください。カラムは10個まで定義することができます。

項目

説明

カラム番号

カラムの順番です。一番左のカラムの番号を1として、左から順に番号が連番で割り振られます。

カラム名

カラムの名前です。カラムに出力される情報を説明する文字列を85文字以内の文字列を指定してください。カラム名は省略できません。

属性

値を表示する属性です。階層に表示されるCIの属性の中から選択します。

4.4.2.4 ビューを作成する際の注意事項