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Systemwalker Software Configuration Manager 操作ガイド
FUJITSU Software

4.3.2 ポリシーの作成

ポリシーの情報の定義について説明します。以下の情報を決定し、対象とルールを定義してください。

ポリシー名

ポリシー名を指定します。

項目

説明

名前

ポリシーの名前です。85文字以内の文字列で指定してください。名前は省略できません。

対象

ポリシーの適用対象の構成情報を指定します。以下の情報を指定してください。

項目

説明

ビュー

ポリシーの適用対象のビューです。

対象種別

ポリシーの適用対象となるデータの種別です。以下から選択してください。

  • CI数

    階層に表示されるCIの数に対して、しきい値を設定します。インストールされているソフトウェア数が、保有しているライセンス数を超過していないかを検出する場合などに使用します。

  • 属性値

    表に表示される属性の値に対して、しきい値を設定します。規定のバージョンより古いバージョンのソフトウェアがインストールされていないかを検出する場合などに使用します。

対象データ

ポリシーの適用対象となるデータです。対象種別によって、指定方法が異なります。

  • CI数

    適用対象の階層を指定してください。

  • 属性値

    適用対象のカラムを指定してください。

ルール

ルールの定義について説明します。構成情報が適正かどうか判定するルールを指定します。対象の種別ごとに以下の情報を指定してください。

CI数

CI数を指定します。以下の情報を指定してください。

項目

説明

比較方法

対象のCIの数が適正と判定される範囲を指定します。

対象のCIの数が、しきい値と比較方法で指定される範囲内の場合、ポリシーが遵守されています。範囲外の場合、ポリシー違反となります。

比較方法は以下の中から選択してください。

  • 完全一致

    対象のCIの数がしきい値と同じ場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 完全不一致

    対象のCIの数がしきい値と異なる場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • より小さい

    対象のCIの数がしきい値より小さい場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • より大きい

    対象のCIの数がしきい値より大きい場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 以下

    対象のCIの数がしきい値以下の場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 以上

    対象のCIの数がしきい値以上の場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

しきい値

属性値

属性値を指定します。以下の情報を指定してください。

項目

説明

比較方法

対象の属性値が適正と判定される範囲を指定します。

対象の属性値が、しきい値と比較方法で指定される範囲内の場合、ポリシーが遵守されています。範囲外の場合、ポリシー違反となります。

比較方法は以下の中から選択してください。

  • 完全一致

    対象の属性の値がしきい値と同じ場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 完全不一致

    対象の属性の値がしきい値と異なる場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 部分一致

    対象の属性の値にしきい値が含まれる場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 部分不一致

    対象の属性の値にしきい値が含まれない場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • より小さい

    対象のCIの数がしきい値より小さい場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • より大きい

    対象のCIの数がしきい値より大きい場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 以下

    対象のCIの数がしきい値以下の場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 以上

    対象のCIの数がしきい値以上の場合、ポリシーが遵守されていると判定します。

  • 正規表現

    しきい値に正規表現のパターンを指定します。対象の属性の値が正規表現のパターンと一致した場合、ポリシーが遵守されていると判定されます。

しきい値

注意

属性値としきい値の大小比較について

比較方法に、"より小さい"、"より大きい"、"以下"、または、"以上"を指定した場合、属性値としきい値の大小比較は、以下の方法で行われます。

  • 属性値としきい値が両方とも数値の場合、数値の大小が比較されます。数値で比較を行う場合、数値に含まれる","(カンマ)は無視されます。数値は以下の範囲です。

    • 正の値は、4.94065645841246544E-324~1.79769313486231570E+308(注)

    • 負の値は、-1.79769313486231570E+308~-4.94065645841246544E-324(注)

      注)Eは指数です。

  • 属性値としきい値のどちらか片方、または、両方が数値ではない場合、文字のコードポイントで比較を行います。文字列の一番左の文字からUnicodeのコードポイントの大小を比較します。

属性値が存在しない場合

属性の値が存在しない場合、属性の値が空文字(文字数が0文字)として比較が行われます。

有効/無効

ポリシーの有効/無効について説明します。

項目

説明

有効

ポリシーを有効にします。構成情報に対して、ポリシーの検証が行われます。

無効

ポリシーを無効にします。構成情報に対して、ポリシーの検証は行われません。ビューを編集する際など、ポリシーを一時的に停止する場合に使用します。