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Interstage List Works V10.3.1 帳票仕分け手引書
FUJITSU Software

2.5 帳票内文字列の位置確認(ダンプ出力機能)

帳票内の文字列を抜き出して、仕分け条件としたり、帳票情報で利用したりするためには、帳票内での位置を確認する必要があります。ダンプ出力機能では、帳票を実際にList Worksに登録することなく、文字列の位置の情報をCSV形式で採取できます。

オープン帳票および富士通ホスト帳票で出力される項目は、以下のとおりです。


オープン帳票の場合
オーバレイ

項目

説明

ページ

出力指定したページ番号

OVL=オーバレイ名

出力指定したページに設定されているオーバレイの名前

帳票内の文字列

項目

説明

ページ

出力指定したページ番号

行番号

文字列の行番号

文字列

出力指定したページに印字された文字列
アプリケーションが設定した単位で出力します。
空白が含まれている場合、空白部分は無視されます。

左上X座標

文字列の左上X座標
ページの左上を原点とした0~65535の範囲の値(1440dpi単位)です。

左上Y座標

文字列の左上Y座標
ページの左上を原点とした0~65535の範囲の値(1440dpi単位)です。

右下X座標

文字列の右下X座標
ページの左上を原点とした0~65535の範囲の値(1440dpi単位)です。

右下Y座標

文字列の右下Y座標
ページの左上を原点とした0~65535の範囲の値(1440dpi単位)です。


富士通ホスト帳票の場合
オーバレイ

項目

説明

ページ

出力指定したページ番号

OVL=オーバレイ名

出力指定したページに設定されているオーバレイの名前

帳票内の文字列

項目

説明

ページ

出力指定したページ番号

文字列

出力指定したページに印字された文字列
以下の単位で出力します。

  • 半角文字/全角文字の切り替えが出現した単位

  • 半角空白文字が出現した単位

  • JEF基本デバイスコードおよびJEF拡張デバイスコードが出現した単位

半角空白文字は出力されません。

行番号

文字列の行番号
文字列が存在する印刷データレコードの行数を出力します。

開始桁

文字列の開始桁
文字列が存在する印刷データレコードの開始桁を、レコード先頭からのバイト数で出力します。
ただし、分散印刷運用(TCP/IP通信形態)ならびにファイル転送運用の場合のみ、デバイス制御コードを含んでいる場合は、その長さを加算します。

終了桁

文字列の終了桁
文字列が存在する印刷データレコードの終了桁を、レコード先頭からのバイト数で出力します。
ただし、分散印刷運用(TCP/IP通信形態)ならびにファイル転送運用の場合のみ、デバイス制御コードを含んでいる場合は、その長さを加算します。


参考

オープン帳票の場合、ダンプ出力機能を使用しないで、文字列の座標値を確認できます。

以下に、手順を示します。

  1. 帳票をリスト管理サーバに登録します。

  2. List Worksクライアントで、対象の帳票を表示します。

  3. リストビューアで、【ツール】メニュー-【範囲選択】をクリックします。

  4. 対象の文字列の左上にマウスをポイントし、ウィンドウ左下に表示される座標値(X,Y)をメモします。

  5. 対象の文字列の右下にマウスをポイントし、ウィンドウ左下に表示される座標値(X,Y)をメモします。