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Interstage List Works V10.3.1 環境構築手引書
FUJITSU Software

3.4.1 ユーザ登録 <オペレーティングシステムによる認証の場合>

List Worksのユーザ認証にオペレーティングシステムによる認証を利用する場合は、List Works の利用者情報を、Solarisシステムに登録します。利用者を登録する場合には、帳票を管理する部門ごとにユーザグループを作成することをお勧めします。これは部門ごとのセキュリティを実現するためです。

利用者情報の登録方法については、“Solarisシステムのマニュアル”を参照してください。

注意

  • ユーザの所属できるグループ数は、Solarisシステムで設定可能な数だけ対応していますが、5グループ以内を推奨しています。

  • V10 からリスト管理サーバに接続するユーザのパスワードを255バイトに拡張しました。14バイトを超えた文字数のパスワードを設定した場合、Windows版/Solaris版V8以前またはLinux版 V9 のList Worksからはアクセスできません。
    ファイリング用パソコンのハードディスク、MO、およびCD-Rへのファイリングについては、ユーザのパスワードは14バイトを上限としています。そのため、パスワードが14バイトを超えるユーザは、ファイリング用パソコンのハードディスク、MO、およびCD-Rへのファイリングはできません。


定義例

以下のようなユーザグループを定義します。

営業部の帳票と総務部の帳票を分けて管理するために、営業部用のユーザグループと総務部用のユーザグループを定義します。

ユーザグループの定義の方法を以下に示します。なお、全社用のユーザグループと全利用者はすでにSolarisシステムに登録されているものとします。

ユーザグループの定義

ユーザグループを定義します。

# groupadd eigyo
# groupadd soumu

利用者のユーザグループ登録

利用者をユーザグループに追加します。

# usermod  -G eigyo,soumu M0001  ←システム管理者を営業部用と総務部用グループに追加
# usermod  -G eigyo E0001        ←営業部門の運用管理者を営業部用グループに追加
# usermod  -G eigyo xxxxxx       ←営業部門の一般利用者を営業部用グループに追加
# usermod  -G eigyo yyyyy        ←  〃
# usermod  -G soumu S0001        ←総務部門の運用管理者を総務部用グループに追加
# usermod  -G soumu ssssss       ←総務部門の一般利用者を総務部用グループに追加
# usermod  -G soumu ppppppp      ←  〃