List Worksをクラスタシステムで運用する場合の構築手順を以下に示します。各ノード(運用系と待機系)で設定していきます。各作業の詳細については、参照箇所を示していますので、そちらを参照してください。Web連携機能は、クラスタシステムとは別のサーバ機にインストールしてください。
Web連携機能のインストールは、クラスタシステムとは別のサーバにインストールする必要があります。
データベースシステムの配置は、リスト管理サーバと同一サーバ機内でも、別サーバ機内でも構いません。データベーススペースは共有ディスクに配置します。
リスト管理サーバと同一サーバ機内にデータベースシステムを配置する場合は、各ノード(運用系・待機系)に配置します。
データベースサーバとして、別サーバ機に配置する場合は、データベースサーバもクラスタシステムで運用することを推奨します。
データベースサーバをリスト管理サーバとは別のサーバ機に配置し、データベースサーバをクラスタシステムで運用しない場合、保管データベースの構築は、非クラスタシステムでの構築と同様になります。
サーバ動作環境ファイルを設定することによって、リスト管理サーバの環境が設定されます。
運用系ノードに対して、サーバ動作環境ファイルの設定を実施します。
保管フォルダ、システムディレクトリ、データベーススペースを含むデータベースシステムが使用するファイルは、共有ディスク上に作成します。ローカルディスクに作成しないでください。
印刷フォルダとして設定されるプリンタは、各ノード(運用系・待機系)に作成します。
Solaris 11上では、以下ができません。
リモート印刷
フォルダの共有運用
注意
フェールオーバーが発生してノードが切り替わっても、印刷フォルダの内容は移動しません。このため、印刷中にフェールオーバーが発生した場合は、再度印刷を行う必要があります。
フェールオーバーが発生してノードが切り替わっても、受信フォルダの内容は移動しません。このため、受信中にフェールオーバーが発生した場合は、再度登録を行う必要があります。
フェールオーバーが発生してノードが切り替わっても、ファイリングフォルダの装置フォルダの内容はノード間で共有されません。このため、ファイリング中にフェールオーバーが発生した場合は、ファイリング結果は保証されません。再度ファイリングを行う必要があります。
参考
リスト管理サーバの設定は、共有ディスクに保存されるため、フェールオーバー時には待機系でも有効になります。
クラスタシステムで運用する場合の構築に際しては、以下のマニュアルもあわせて参照してください。 データベースがSymfowareの場合:Symfowareのマニュアル データベースがOracleの場合:PRIMECLUSTERのマニュアル |