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Interstage List Works V10.3.1 環境構築手引書
FUJITSU Software

2.3.4 リモート印刷用のプリンタ定義

リスト管理サーバの帳票をリモート印刷する場合は、プリンタの定義が必要です。

以下の手順で、List Worksサーバのプリンタ (lprプロトコルでの接続、VSP NetWorkポート接続を含む) を定義します。なお、使用するWindowsサーバのOSによって設定が異なる箇所があります。

  1. ローカルプリンタの定義

  2. プリンタで使用するポートの設定

  3. プリンタのプロパティ設定


(1) ローカルプリンタの定義

List Worksサーバで、プリンタをローカルプリンタとして定義します。

ローカルプリンタを定義するときは、プリンタの追加ウィザードを使用します。プリンタの追加ウィザードに従って設定してください。

注意

リモート印刷用のプリンタとして指定可能なプリンタ名は、全角63文字(半角127文字)までです。


(2) プリンタで使用するポートの設定

接続形態により、以下のように設定が異なります。


Windowsサーバが以下のOSの場合にローカルポートを使用する場合
  • Windows Server 2012

  • Windows Server 2008(x86)

  • Windows Server 2008(x64)

  • Windows Server 2003(x64)

→「LPTx:」のポートを使用してください。


Windowsサーバが以下のOSの場合にローカルポートを使用する場合
  • Windows Server 2003(x86)

→「帳票管理LPTx:」のポートを使用してください。


lprプロトコル接続をする場合

→【ポートの追加】ボタンで「LPR Port」を選択し、接続形態に合わせて設定してください。


VSP NetWorkポート接続をする場合

→【ポートの追加】ボタンで「新しいモニタ」を選択し、PrintWalker/PMをインストールした後でポートの設定をしてください。


なお、プリンタポートを複数個作成した場合、どれを選択しても有効となります。

Windows Server 2003(x86)の場合、設定に際しての注意を以下に示します。

注意

  • LAN接続以外のときは、LPT1などのポートとは混在できません。

  • Windowsサーバ標準のローカルポートと「FUJITSU 帳票管理」サービスの出力用のポートは共存できません。
    「FUJITSU 帳票管理」サービスで使用するプリンタ定義と、「FUJITSU 帳票管理」サービスを経由しない印刷で使用するプリンタ定義の印刷先には、以下の印刷先を使用しないでください。

    • 「LPTx:」

    • 「COMx:」

    • 「FILE:」

    • その他ローカルポートの印刷先

    これらはすべて、以下の印刷先などで代用してください。

    • 「帳票管理 LPTx:」

    • 「帳票管理 COMx:」

    • 「帳票管理 FILE:」


(3) プリンタのプロパティ設定

WindowsサーバのOSによって設定が異なります。


Windowsサーバが以下のOSの場合
  • Windows Server 2008(x86)

  • Windows Server 2008(x64)

  • Windows Server 2003(x64)

  1. プリンタの【プロパティ】画面の【詳細設定】タブのプリントプロセッサに「WinPrint」を指定します。

  2. 【詳細設定】タブの「詳細な印刷機能を有効にする」を有効にします。

    注意

    • ページ区切りは扱えません。ページ区切りを設定しないでください。

  3. プリンタの【印刷設定】画面の【印刷オプション】タブに、「EMFでスプールする」や「メタファイルスプーリング」などのオプションがある場合、オプションを有効にします。

    注意

    • 「メタファイルスプーリング」の設定方法は、プリンタドライバにより異なります。設定方法については、各プリンタドライバのマニュアルを参照してください。

    • プリンタドライバやアプリケーションにより、RAW形式でしかスプールされないことがあります。

  4. RAW形式でスプールされた場合は、プリンタの【プロパティ】画面の【ポート】タブで「双方向サポートを有効にする」を有効にします。


WindowsサーバがWindows Server 2012またはWindows Server 2008 R2の場合
  1. 【プリンターのプロパティ】画面の【詳細設定】タブのプリントプロセッサに「WinPrint」を指定します。

  2. 【詳細設定】タブの「詳細な印刷機能を有効にする」を有効にします。

    注意

    ページ区切りは扱えません。ページ区切りを設定しないでください。

  3. 【印刷設定】画面の【印刷オプション】タブに、「EMFでスプールする」や「メタファイルスプーリング」などのオプションがある場合、オプションを有効にします。

    注意

    • 「メタファイルスプーリング」の設定方法は、プリンタドライバにより異なります。設定方法については、各プリンタドライバのマニュアルを参照してください。

    • プリンタドライバやアプリケーションにより、RAW形式でしかスプールされないことがあります。

  4. 【プリンターのプロパティ】画面の【ポート】タブで「双方向サポートを有効にする」を有効にします。


WindowsサーバがWindows Server 2003(x86)の場合

【詳細設定】タブのプリントプロセッサに「[帳票管理]出力用」を指定します。既定のデータの種類は「RAW」を選択します。「常にRAWデータをスプールする」は、チェックしないでください。

注意

  • Print Managerで管理するプリンタの作成方法、および設定については、“Print Managerのマニュアル”を参照してください。

  • 上記の設定を行っても、プリンタの機種によっては、帳票の「状態」が正常に表示されないことがあります。