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Interstage List Works V10.3.1 運用手引書
FUJITSU Software

I.2.2 保護モードについて

Internet Explorerの保護モードは、ActiveXコントロールからフォルダやレジストリへの書き込みを制限します。Windows Server 2012、Windows Server 2008、Windows 10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7またはWindows VistaでInternet Explorer7、8、9、10、11を使用する場合、保護モードの初期設定は有効です。

List WorksのWeb連携機能では、保護モードが有効の場合、以下の機能に影響があります。


  1. データ変換

    データ変換ではファイルの保存先を指定しますが、保存先に中間または高い整合性のフォルダを指定した場合にはリダイレクトされ、インターネット一時ファイル用のフォルダに保存されます。また、【データ変換】ダイアログボックスで、「拡張子に関連付けられたアプリケーションを起動する」をチェックしていると、保存先がリダイレクトされた場合には、起動したアプリケーションでファイルの読み込みに失敗します。

  2. 印刷

    • 印刷時、「ファイルに出力」チェックボックスにチェックを入れていた場合にはファイルの保存先を指定しますが、保存先に整合性アクセスレベルが中間または高いフォルダを指定した場合にはアクセスが拒否された旨のメッセージが表示され、ファイルを保存できません。

    • Webクライアントでは、オペレーティングシステムの「通常使用するプリンタ」が、List Worksの初期設定のプリンタとなります。保護モード無効時には、「通常使用するプリンタ」の印刷設定が、初期設定に正しく反映されますが、保護モード有効時には、反映されません。

  3. 検索条件の保存/読み込み

    保護モード有効時に保存した検索条件は、保護モード無効時に利用できません。また逆に、保護モード無効時に保存した検索条件は、保護モード有効時に利用できません。

  4. ヘルプの表示

    保護モード有効時にヘルプを表示すると、白紙のヘルプ画面が起動されます。そのヘルプ画面とは別に、もう一つブラウザが起動され、そのブラウザ上にヘルプの内容が表示されます。

  5. ツールチップの表示

    Internet Explorer11で保護モード有効時に、マウスのポインターを標準ツールバーまたは拡張ツールバーの各ボタンにあわせても、ツールチップは表示されません。


上記の問題を防ぐために、Webゲートウェイサーバのアドレスを「信頼済みサイト」に追加することをお勧めします。セキュリティゾーンのうち、「信頼済みサイト」は、保護モードが規定でオフとなっているため、通常と同様の操作を行うことができます。